横浜Fマリノスを戦力外の松田直樹､社長と監督をシカトもファンの声援に号泣!!

横浜Fマリノスから戦力外通告を受けた元日本代表DF松田直樹が先月30日､練習場に姿を現しファンと涙の別れを行った｡

松田のほかにも元日本代表MF山瀬功治ら大量5人が解雇されるという衝撃の発表から3日｡
練習を終えた松田の目に飛び込んできたのは､松田の退団を惜しむファン約200人が掲げた､
｢直樹の声が聞きたい｣
という横断幕だった｡

横浜一筋16年､"ミスターマリノス"と呼ばれた男は､
｢本当にありがとうございます｡まだ1週間あるし､サポーターというのは変わらない｡チームメートは最高だし､あと1週間満喫したいと思うから頑張ります｣(スポーツ報知より)
と涙ながらに挨拶｡
12月4日に行われる大宮アルディージャとのリーグ最終戦まで完全燃焼を誓った｡

しかし､サポーターへの感謝を表す一方､突然の解雇にフロントへの不信感は強い｡
この日予定されていた嘉悦社長らとの面談を拒否し､木村監督から声をかけられても返事をすることはなかった｡

そんな松田に木村監督は､
｢オレも自分のときはああいう態度しとったかもしれん｡うまく伝えられなかったのは残念｣(デイリースポーツより)
と気遣いを見せ､最終戦への出場も､
｢何らかの形で出ると思う｣(同)
と明言｡
他クラブでの現役続行を希望する松田にとって､重要なアピールの場となりそうだ｡

またこの日､嘉悦社長は､
｢この2日間の反応で覚悟を決めた｣(サンケイスポーツより)
と最終戦終了後に来期の優勝争いをファンに公約することを示唆｡
ベテラン選手の大量解雇にファンからは怒りの声が挙がっているが､強い横浜を取り戻し納得させることはできるだろうか｡

(2010年12月2日)

その他のSOCCERニュース