中日がチェンの来季メジャー挑戦を容認!! 近日中にも1年契約で残留発表

今オフのメジャー移籍を主張していた中日のチェン･ウェイン投手が1年契約で残留することが27日､分かった｡
この日､球団幹部がすでに大筋合意していると明言｡
現在は年俸などの詰めの段階で､1月中に正式契約を結ぶという｡

チェンは今オフ､米大リーグへ移籍するため球団側に自由契約とするよう要求｡
しかし､球団側はそれを拒否し､チェンを保留者名簿に入れて代理人交渉を続けてきた｡

その中で球団側は来オフの自由契約が約束された1年契約を提示｡
球団にとっては来季､ポスティングによる移籍金が入らない契約となるが､早期のメジャー挑戦を目指すチェンに最大限の歩み寄りをみせ筋合意に達したようだ｡

2004年に中日に入団する際､メジャー8球団からオファーがあったというチェンは､台湾代表としても活躍｡
最速154キロの直球は球界でもトップクラスのキレがあるといわれている｡

先発としての才能が開花した昨年は､防御率1.54という驚異的な成績で初のタイトルを獲得｡
今季は29試合に登板し､チーム最多となる13勝を挙げてリーグ優勝に貢献した｡

先日､台湾に戻る際､
｢優勝はできたけど､日本一になれなかった悔しさもあるので､来年は何とか日本一になれるよう､チームに貢献したい｣(ニッカンスポーツより)
と残留への意思を語っていたチェン｡
メジャー移籍が約束されたことで､来季はこれまで以上に凄みを増した投球をみせてくれるだろう｡

(2010年12月28日)

その他のBASEBALLニュース