アジア杯開幕直前､サウジアラビアが日本を兆発!? 日本の弱点は若さか!?

7日にカタールで開幕するサッカー･アジア杯｡
日本代表は4日に現地入りし､そのまま体力強化と守備のポジショニング確認など軽めの調整を行った｡

グループBの日本代表はサウジアラビア､ヨルダン､シリアと対戦｡
上位2チームが決勝トーナメントに進出できるため､日本にとっては楽な組み合わせだといわれている｡

しかし､ホーム同然の中東勢には注意が必要だろう｡
サウジアラビアの主将･ヤセルは地元紙のインタビューで､
｢1次リーグは簡単ではないが､われわれにとっては決してタフではない｣(スポニチアネックスより)
と日本を兆発するかのようなコメント｡
FIFAランクでは81位と､29位の日本から大きく離されているが､
｢サウジサポーターはタイトル以外望んでいないし､僕らにはその力がある｡われわれは優勝候補の筆頭だ｣(同)
と自信をみせている｡
前回大会､日本が敗れた準決勝で先制点を決めているヤセルの言葉だけに､サウジアラビア戦は注意が必要だろう｡

今大会､日本代表の平均年齢は24.7歳｡
ザッケローニ監督の下､大きく若返ったチームで前回大会を経験している選手は4人だけ｡
出場した選手となるとMF遠藤保仁､DF今野泰幸のわずか2人だ｡

練習は和やかなムードで行われたようだが､唯一の30代で経験者の一人であるMF遠藤は､
｢アジアチャンピオンになる難しさは分かっている｡若い選手が多く､コミュニケーションを取り､チーム状態を良くしたい｣(毎日jpより)
と気を引き締め､若手に経験を伝えていくことを明らかにした｡
DF今野も､
｢やるからには優勝を目指したいが､簡単な大会じゃない｣(同)
と油断はない｡

4位に終わった前回大会の雪辱を誓う日本代表｡
カギを握るのは､アジアの厳しさを知るベテラン2人になりそうだ｡

(2011年1月5日)

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