ヤクルト3連続押し出しで珍逆転! 今季最多貯金「5」

14日に行われたヤクルト対中日戦。
この試合はヤクルトにとってなんともラッキーな試合展開となった。

ヤクルトは1点を追う七回、
1死から3連打で満塁とし同点・逆転のチャンスを作ると、
バッターボックスには川島慶。

絶好のチャンスに一打出るかファンが見つめる中、
川島は相手投手のコントロールの乱れをしっかりと読み取り四球を選んだ。
押し出しという思わぬ形で1点が入ったヤクルト。

これで同点としたヤクルトはさらに満塁のチャンス。
続く福地はカウント2-0と追い込まれながらも、
ストライクゾーンの球をファールカットし粘りに粘り四球を選び、
またしても四球で1点を獲得。

ヤクルトはただ打席に入っているだけで見事に中日を逆転した。
このあとさらに四球で押し出しで1点を追加したヤクルト。

3連続押し出し四球という珍しい逆転劇でヤクルトが8-5で中日を下した。

試合後、インタビューに答えたヤクルト・高田監督は、
「助けられたよ。たまにはこういうのもないとね」と笑顔を見せた。

また決勝点となった四球を選んだ福地は、
「それ（ファールなどで粘ること）が僕のスタイル。追い込まれてからいかに粘るかが勝負ですから」
と毎打席一球一球を大事にしているスタイルをアピールした。

この試合、先発が早々にKOされたが、中継ぎ陣の踏ん張りとラッキーな展開で、
貯金を今季最多の5としたヤクルト。

この勢いのままセ・リーグAクラス常駐はなるか!?

(2009年5月15日)

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