巨人･高橋由伸が鉛入りボールで打撃練習!? レギュラー奪回へ必至のアピール!!

巨人の高橋由伸外野手が8日､通常の統一球よりも重い鉛入りボールでティー打撃を敢行｡
腰痛からの完全復活をアピールした｡

統一球の約3倍､500グラム近い鉛入りボールを黙々と打ち続けた高橋｡
正面のネットには鋭い打球が次々と吸い込まれていった｡

鉛入りボールでのティー打撃は､ボールを押し込む力を鍛えるためのもの｡
ただ､体への負担は大きく球界でも取り入れている選手は少ないという｡

高橋は2009年9月に腰を手術するまでは同練習を行っていたが､その後は患部への負担を考え封印｡
約2年ぶりの解禁は､今季に懸ける決意の表れだろう｡

昨季は開幕スタメンを勝ち取り､打率.268､13本塁打､56打点の成績を残したが､一塁手としての起用が激増｡
外野手として7度のゴールデングラブ賞に輝いている高橋が目指すのは､外野手でのレギュラー獲得だ｡

しかし､選手層の厚い巨人の中でも外野は最激戦区｡
経験と実績のある高橋でさえ､レギュラーは保障されていない｡
原監督も､
｢去年は(腰の手術明けの)リハビリ｡長野､松本と争う､今年は真の勝負｣(ニッカンスポーツより)
と高橋を特別扱いすることなく､チーム内で争わせることを明言している｡

10日には今キャンプ初めての特打を予定しているという高橋｡
レギュラー奪回へ､ベテランのがむしゃらなアピールが続きそうだ｡

(2011年2月9日)

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