MLBユニフォーム売上ランキングに見る日本人選手の不人気ぶり! イチローでさえランク外!

先日､米大リーグ機構と米大リーグ選手会は､2010年に一般向け販売された各選手のユニフォーム売り上げランキングを発表｡
ベスト20位まで公表されたが､ランキングの中に日本人選手の名前はなかった｡

1位に選ばれたのは球界を代表するスーパースター､デレク･ジーター内野手(ヤンキース)｡
2位は首位打者を3度獲得しているジョー･マウアー捕手(ツインズ)､3位は昨季サイヤング賞を獲得したロイ･ハラデー投手(フィリーズ)と続いた｡

上位はいずれもオールスターゲームの常連選手｡
そういった意味では､過去4度オールスターゲームに出場しているイチロー外野手(マリナーズ)も見劣りしないはずだ｡
ましてや昨季のイチローは､前人未到となる10年連続200安打を達成｡大リーグの歴史にその名を刻み込んだのだ｡

しかし､ベスト20にランクインしている選手を見てみると､ほとんどが強豪チームに所属していることがわかる｡
こうした傾向を踏まえると､ここ数年低迷が続いており､昨季も早々と最下位が確定したマリナーズの選出たちは圧倒的に不利｡
どんなに偉大な個人成績を残そうと､チームの勝利に結びつかなければ米国のファンには受け入れられないようだ｡

昨年まで必ずベスト20に入っていたイチローが圏外となったことで､日本人選手の不人気ぶりが如実に表れた今回のランキング｡
日本人選手を獲得するメジャー球団が､グッズの売上や広告収入といった"ジャパンマネー"を念頭に置いているとすれば､来季以降はメジャー挑戦のハードルが上がるかもしれない｡

●2010年度MLBユニフォーム売上ランキング
1位デレク･ジーター(ヤンキース)
2位ジョー･マウアー(ツインズ)
3位ロイ･ハラデー(フィリーズ)
4位チェイス･アトリー(フィリーズ)
5位クリフ･リー(マリナーズ/レンジャーズ/フィリーズ)
6位アルバート･プホルス(カージナルス)
7位ジョシュ･ハミルトン(レンジャーズ)
8位ダスティン･ペドロイア(レッドソックス)
9位アレックス･ロドリゲス(ヤンキース)
10位ティム･リンスカム(ジャイアンツ)
11位マーク･テシェーラ(ヤンキース)
12位ジェイソン･ヘイワード(ブレーブス)
13位スティーブン･ストラスバーグ(ナショナルズ)
14位ライアン･ブラウン(ブリュワーズ)
15位ジャスティン･モーノー(ツインズ)
16位ジャコビー･エルズベリー(レッドソックス)
17位イアン･キンズラー(レンジャーズ)
18位ライアン･ハワード(フィリーズ)
19位バスター･ポージー(ジャイアンツ)
20位エバン･ロンゴリア(レイズ)

(2011年4月3日)

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