球宴ファン投票4位のイチロー､巻き返しへ6月マルチ発進!

米大リーグは1日､7月12日に行われるオールスター戦のファン投票のア･リーグ第1回中間結果を発表した｡
11年連続出場がかかるマリナーズのイチロー外野手は67万4406票で外野手部門4位｡
アスレチックスの松井秀喜外野手は指名打者部門で5位までに入らなかった｡

最多得票はリーグ最多の20本塁打を放っているブルージェイズのホセ･バティスタ外野手で126万1659票｡
バティスタに次ぐ全体2位はヤンキースのロビンソン･カノ二塁手で､ヤンキース勢はカノを含め､遊撃手のデレク･ジーター､三塁手のアレックス･ロドリゲスら内野の全ポジションを1位で占めた｡
なお､投手は投票の対象外となっており､最終結果は7月3日に発表される｡

11年連続出場に黄色信号が灯ったイチローはこの日､オリオールズ戦に｢1番･DH｣で出場｡
チームは敗れたが4打数2安打1盗塁と活躍し､今季22度目のマルチ安打を記録した｡

1点を追う八回には､3番手で登板したオリオールズ･上原と2年ぶりの対戦｡
カウント1-2から外角の直球を3球連続でファウルにしたが､最後は際どいコースの直球を見逃し三振｡
自信を持って見送ったのか､判定の際には珍しく声を挙げた｡

それでも6月最初の試合でマルチ安打｡
月間打率.210という自己最低の数字を残してしまった5月からの復調を感じさせた｡

オールスター先発枠となる外野手部門3位との差は約7万5000票｡
6月の活躍次第では､まだまだ逆転可能な範囲だ｡

(2011年6月3日)

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