セ・リーグ首位のヤクルト、好調の要因は小川監督にあり!?
開幕前の下馬評を覆し、セ・リーグ首位を快走しているヤクルト。
投手陣は石川・館山・由規の先発3本柱が安定しており、打線は青木や宮元らが期待通りの活躍を見せているほか、新加入のバレンティンがホームランダービーを独走中だ。

しかし、好調の要因はこれだけではない。
チーム内では小川監督に対する評価が高まっているという。

小川監督は昨季、高田繁氏の休養に伴いシーズン途中から監督代行に就任。
大胆な打線の入れ替えを行い、低迷していたチームを蘇らせた。
監督代行就任期間の成績は59勝36敗3分で、なんと最大19あった借金を完済。
最終的にはクライマックスシリーズ進出争いに加わる快進撃を見せた。

こうした実績が評価され、今季は正式に監督に就任。
開幕前には『人で、組織で勝つ』というテーマを掲げた。

その言葉通り、小川監督は二軍の状況把握にも余念がない。
今季から二軍監督に就任した真中満氏はこう証言している。

「小川監督には毎日、選手の報告をしている。練習、試合、調整面すべてです。今年は3度、一軍のコーチミーティングにも参加して、意見交換をしている。飯原ら主力クラスの状態についてだけでなく、一軍に一度も上がったことのない選手の名前も小川監督の口からは出てくる」(日刊ゲンダイより)

ヤクルトの二軍は、野手だけでも25人ほどが在籍する大所帯。
それを全て把握し、選手ごとに細かな育成方針を決めているというから驚きである。

一軍監督が常に目を光らせているとなれば、二軍の選手達のモチベーションも上がるというもの。
真中二軍監督も常に、
「小川監督は、全員のことをちゃんと見てくれている。二軍の試合でも一軍に直結するんだから、しっかりやれ!」(同)
とハッパをかけているという。

二軍が活気付くことで、一軍にも好影響を与えている。
今季、主に代打として活躍しているユウイチ外野手は、
「一軍にいるからといって、ウカウカしていられません。二軍では育成選手もどんどん試合に出ている。結果を出せばチャンスがあるというのは、ほとんどの選手がわかっていると思う」(同)
とコメント。
こうした競争意識がチームの底上げにつながっているようだ。

資金力豊富な巨人、阪神、中日に比べ、戦力では劣るヤクルト。
限られた戦力を最大限に活かし切る小川監督の手腕は、今後さらに評価を高めていきそうだ。
(2011年7月18日)
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