ソフトバンクがCS一番乗り! 内川が前日の屈辱晴らす決勝打!

【楽天 1-2 ソフトバンク Kスタ宮城】
パ･リーグ首位のソフトバンクは25日､Kスタ宮城で行われた楽天最終戦に2-1で勝利｡
今季の3位以内が確定し､両リーグ一番乗りでクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた｡

ソフトバンク･摂津､楽天･長谷部による投手戦となった同試合｡
ソフトバンクのCS一番乗りを決めたのは､内川聖一外野手の一振りだった｡

1-1で迎えた九回一死二塁､内川は楽天2番手･片山のシュートを狙い撃ち｡
打球は中前へ抜け､勝ち越しの適時打となった｡

二塁走者･川崎が本塁へ生還したのを見届けると､内川は一塁塁上で大きくガッツポーズ｡
自らの通算1000試合出場に花を添えた｡

奮起した理由はそれだけではない｡
前日の楽天戦､内村の左翼線の打球を後逸し､ランニング本塁打にしていた｡
この日の試合前には､
｢自分を許せない部分があった｡きょう頑張っても､昨日の分は返ってこないけれど､前を向いてやっていくしかない｣(サンケイスポーツより)
と自らを鼓舞｡
守備のミスをバットで取り返して見せた｡

この日の勝利で､チームは3年連続4度目のCS出場が決定｡
2位日本ハムが敗れたため､優勝マジックは2つ減って｢7｣と､リーグ連覇も秒読み段階に入ってきた｡

また内川は現在､打率.333でリーグトップ｡
リーグ連覇だけでなく､中日､ロッテで首位打者に輝いた故江藤慎一氏以来､40年ぶり2人目の両リーグ首位打者も現実味を帯びてきた｡

(2011年9月26日)

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