原監督ガッツポーズに大田涙! 超高校級スラッガーの進路先は“巨人”
プロ野球ドラフト会議が30日、都内某所のホテルで行われ、プロ野球に夢を抱く者たちの所属候補先が確定した。

中でも最も注目されていたのが、超高校級スラッガーと呼び声の高い東海大相模・大田泰示内野手(18)だ。

彼は188センチ、90キロの超大型で、その体から高校通算65本の本塁打を放ったスラッガー。
今夏の北神奈川大会決勝では投手も兼任し最速147キロを計測するなど強肩ぶりもアピールしていた。
各球団スカウト陣の誰もが一度は欲しいと思った人材であろう。

そんな大田には以前から複数球団が競合することが予想されており、どの球団が獲得に名乗りをあげるのか注目が集まっていた。
しかし、いざフタを開けてみれば名乗りを上げたのは巨人とソフトバンクの2チームのみ。
各球団が抱える人事事情もあり競合して抽選を外すことを恐れての結果であろう。

抽選箱の前に立つのは、今季大逆転Vの奇跡を起こして先日クライマックスも制し勢いに乗る原辰徳監督(50)と、王貞治氏が築き上げてきたソフトバンクの後継者・秋山幸二新監督(46)。
その様子を大田も父・幹裕さん(50)と共に見つめていた。
そしていざ抽選のとき、秋山新監督がクジを引き、続いて原監督が残ったクジを左手で引いた。
両者がクジを開いた瞬間、原監督は渾身のガッツポーズを見せた。

このリアクションには2つの大きな理由がある。
まず1つ目は過去のドラフト会議で原監督は抽選を5連敗していたのである。
何とか連敗を阻止するためにもいつもは右手で引いているクジを今回は左手で引いた。なんとかして連敗を止めたかったに違いない。

そして最大の理由である2つ目。大田が通う東海大相模は原監督の母校でもあるのだ。
日頃からあこがれの人は誰かと聞かれると原監督と答えていた大田。原監督もその大田の気持ちに応えたかったのだ。

指名先が巨人に決まった瞬間、大田は父・幹裕さんの手を力強く握りしめ涙を流した。
その後のコメントで、
「あこがれの先輩の下でできるなんて普通ではあり得ない。すごく運命的だと思います」と喜びを隠せないといった様子だった。

当たりクジを引いた原監督も会議後のインタビューで、
「今までで一番強い思いがあった」と大興奮のご様子だった。

見事な“先輩・後輩愛”で巨人に生まれた新たな師弟関係。
これが日本シリーズ制覇の起爆剤になるかもしれない。
巨人からはますます目が離せなくなりそうだ。
(2008年10月31日)
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