ダルビッシュに入札あり! しかし､条件次第では日本ハム残留も!?

米大リーグ機構は14日､ポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍を目指す日本ハム･ダルビッシュ有投手に対し､少なくとも1球団の入札があったことを明らかにした｡
入札額は日本野球機構を通じて日本ハムに伝えられ､同球団が受諾すれば､最高額を入札した球団に30日間の独占交渉権が与えられる｡
なお､入札球団や金額は規定により明かされていない｡

米メディアによると､ダルビッシュの獲得に興味を示していたのは､レッドソックス､ヤンキース､ブルージェイズ､レンジャーズ､ジャイアンツなど少なくとも8球団｡
ただ､入札額は最低でも5000万ドル(約39億円)とみられており､一部では資金力の乏しい球団が次々と入札を回避したとの報道もある｡

また､独占交渉獲得が入団に直結するとも限らない｡
ダルビッシュの代理人を務めるアーン･テレム氏は､入札球団に対して年俸2000万ドル(約15億6000万円)を希望額として強気な交渉を行う方針｡
仮に交渉で折り合いが付かなければ撤退することでダルビッシュと合意しているという｡
昨年､楽天･岩隈もポスティングを利用しながら交渉決裂となったが､ダルビッシュにも日本ハム残留という選択肢があるようだ｡

関係者によると､ダルビッシュは温暖な気候と住環境の整った西海岸の球団への移籍を希望しているとのこと｡
西海岸のチームではジャイアンツが獲得に興味を示しているというが､資金力では本命視されているレンジャーズなどに及ばない｡
こうした点も交渉を難しくする要因となりそうだ｡

なお､入札に対する回答期限は20日午後5時(日本時間21日午前7時)まで｡
果たして､日本のエースはどのような決断を下すだろうか｡

(2011年12月15日)

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