中日の開幕投手は46歳･山本昌!? 高木新監督｢何としてもやってほしい｣

プロ29年目のシーズンを迎える中日･山本昌投手が16日､鳥取市内のトレーニングジム『ワールドウイング』での自主トレを公開した｡

昨年9月に右足首にメスを入れた山本だが､術後の経過は順調｡
すでにスパイクを履いてのキャッチボールもこなしており､
｢メニュー通り順調に来ている｡これから徐々にペースを上げていく｡投げる方は問題ないのであとはキャンプでしっかりできればいい｣(ニッカンスポーツより)
と手応えを感じている様子だ｡

昨年末､名球会の総会で訪れた台湾で高木新監督から､
｢開幕投手でいくぞ｣(スポーツ報知より)
と指名を受けた｡
当初は半信半疑だったというが､高木監督は8日に出演した名古屋のテレビ番組でも､
｢開幕投手は山本昌｡彼がマウンドに立てれば､それだけで違ってくる｡何としてもやってほしい｣(同)
と改めて明言｡
指揮官の本気度に触れ､
｢でかい舞台を用意してもらってありがたい｡十分な発奮材料になる｣(同)
と自主トレにも熱が入っている｡

これまで開幕投手の大本命と思われていたのは､昨季､最多勝と最優秀防御率の2冠に輝いたエース･吉見｡
しかし指揮官の発言を受け､山本は吉見に､
｢ゴメンな｡オレがやるかもしれないから｣(同)
と電話を入れたとのこと｡
すでに10年ぶり5度目の大役へ覚悟は決まっている｡

今季開幕時に46歳7ヶ月の山本が大役を務めることになれば､1998年の広島･大野豊の42歳7ヶ月を大幅に更新するプロ野球史上最年長記録｡
"オレ流"野球からの脱却を目指す球団にとって､大きな意味を持つ開幕となりそうだ｡

(2012年1月17日)

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