楽天､所属先未定の松井秀喜を本格調査! ｢4番･DH｣を確約か!?

楽天がアスレチックスからFAとなっている松井秀喜外野手の獲得に乗り出していることが29日､分かった｡

松井は今季の日本球団復帰について消極的な姿勢を見せているが､依然として米球団からの正式オファーはなし｡
DH制のあるア･リーグでは､DH枠の空いていたタイガースやレイズが補強に成功｡
古巣のヤンキースも､フィリーズからFAとなった松井と同じ左打ちの外野手･イバネスの獲得に動いているとされる｡

膝の不安が解消しつつある松井は､DH制のないナ･リーグへの移籍について､
｢大丈夫でしょう｡(守備も)大丈夫だと思いますよ｣(スポニチアネックスより)
とコメントし､全30球団OKの姿勢をアピール｡
一方で､マイナー契約のオファーしかなかった場合については､
｢それはその時､考えるしかない｣(同)
と考えを保留している｡

そんな迷える大物選手の獲得に乗り出したのが楽天｡
球団幹部は松井について､
｢調査しなきゃならない｡予算もあるけど､その中でオファーを出せるか検討したい｣(スポーツ報知より)
と慎重に言葉を選びながらも､前向きな姿勢を示した｡

楽天は今オフ､主砲･山崎が中日へ移籍｡
フェルナンデス､テレーロといった長距離砲を新たに獲得したが､4番は確定していない｡
星野監督は以前から､
｢左で大きいのを打てて､4番を任せられるバッターが欲しい｣(同)
と語っており､日米で数々の栄光を手にした松井は条件に合致したこれ以上ない人物｡
山崎､岩隈が移籍したことで予算枠にも余裕のある楽天は､｢4番･DH｣を確約し､大型契約を提示する可能性もある｡

昨オフ､就任と同時に松井稼､岩村と2人のメジャーリーガーを口説き落とした実績のある星野監督｡
日本球界復帰に難色を示す松井に､闘将の熱意は伝わるだろうか｡

(2012年1月30日)

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