広島ドラ1・野村、12球団一厳しいキャンプにも平然! 「明大時代の方がキツかった」
広島のドラフト1位ルーキー・野村祐輔投手への評価が急上昇している。

9日、今キャンプ2度目ブルペン入りで、初めて捕手を座らせ本格的な投球を披露。
しなやかなフォームからキレのいい直球を連発し、ブルペンにはキャッチャーミットの小気味良い音が響いた。

投球を見守った野村監督は、
「見るたびに頼もしく感じます。考えて1球1球投げている。プラン通り投げていると感じた」(デイリースポーツより)
と絶賛。
辛口で知られる大野コーチですら、
「下半身の安定感があった。(投球時の)ため、タイミング、入り方すべてが良かった。しっかり腕を振り抜けるようになれば力強さがもっと出てくる」(同)
とその素質に太鼓判を押した。

そんな野村の評価を決定付けたのが、先発投手に不可欠なスタミナ。
広島は12球団で最も練習が厳しいといわれ、有望選手の中にはそれを嫌い「あそこだけには行きたくない」という者もいるほど。
しかし、野村は先日のインタビューで、
「いやあ、そんなにしんどくないです。徐々に体には(疲労感が)きますけど、そこまでキツいなあってのはあんまりない」(日刊ゲンダイより)
とコメント。
つづけて、
「明治(大学野球部)の(練習の)方がキツかったかもしれないです。とにかくランニングのメニューが多かったので、つらかったです」(同)
としれっとした表情で振り返った。

野村が"つらかった"と振り返るランニングメニューとは、冬のに間行われる「ポール間走」。
右翼と左翼のポール間約140メートルをダッシュするもので、明大では試合のない冬場に体力強化の一環として導入。
10本から毎日1本ずつ増やしていき、多いときには30本走ることもあったという。

この過酷なトレーニングで驚異的なスタミナと下半身の強さを手に入れた野村は、東京六大学史上7人目となる30勝300奪三振を達成。
昨年の明治神宮大会では3試合連続完封勝利の大会新記録を樹立し、優勝に大きく貢献した。

身長175センチとプロ野球選手としては小柄な部類に入る野村。
小さな体に秘めた圧倒的なスタミナを武器に、万年Bクラスに低迷する広島の救世主となれるだろうか。
(2012年2月18日)
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