ロッテ･成瀬､3年連続開幕投手に内定! チームの開幕戦連敗記録を止められるか

【オープン戦ソフトバンク 3-2 ロッテ福岡ヤフードーム】

ロッテのエース･成瀬善久投手が11日､ソフトバンクとのオープン戦に先発｡
立ち上がりに2失点こそしたが､4回4安打3奪三振と上々の内容で､3年連続開幕投手を務めることがほぼ確実になった｡

キャンプ終盤に背中を痛めた影響で調整が遅れ､この日が対外試合初登板となった成瀬｡
1､2回は速球が高めに浮き､4安打で2点を失ったが､
｢徐々に体の使い方が分かってきた｣(時事ドットコムより)
という言葉通り､3回からはフォームが安定｡
新外国人ペーニャから直球のみで3球三振を奪うなど本来の姿を取り戻し､3､4回は走者を1人も許さない完璧な投球を見せた｡

成瀬は試合後､
｢最初バタバタしたけど修正できた｡いつもの時期よりいい｣(ニッカンスポーツより)
と充実した表情｡
｢開幕にしか照準を合わせていない｡球のスピードアップを図り､微妙なコントロールも調整していきたい｣(同)
と3年連続となる大役に意欲を燃やした｡

この日の試合では､成瀬の後を受け､同じく開幕投手候補の唐川侑己投手も登板｡
こちらも4回3安打1失点の好投を見せ､初の大役に向けてアピールした｡

しかし､西村監督はすでに開幕投手を決めている様子｡
試合後､成瀬が開幕投手に意欲を見せていたことを聞かされると､
｢開幕投手?そういう意気込みでいいんじゃないですか｣(スポニチアネックスより)
と明言｡
3年連続2ケタ勝利中のエースに対し､絶対的な信頼を寄せた｡

ロッテは2005年以来､1つの引き分けを挟み開幕戦6連敗中｡
今年敗れれば球団ワースト記録となってしまうが､成瀬がエースのプライドを賭けて連敗ストップに挑む｡

(2012年3月12日)

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