好調のDeNA・中村紀洋に落とし穴!? "悪いノリさん"出現の兆し…
リーグ最下位に低迷するDeNAにあって、39歳の大ベテラン・中村紀洋内野手が孤軍奮闘の活躍を見せている。
3日時点での成績は打率.280、8本塁打、45打点。
特にチャンスでは全盛期並の勝負強さを見せており、前半戦終了時の得点圏打率.352はリーグトップ。
ファン投票で選出されたオールスター第1戦では斎藤佑樹から逆転2ランを放ってMVPを獲得し、かつて在籍したパ・リーグのファンにも健在ぶりを見せ付けた。

中村は2010年シーズン後に楽天を解雇され、昨季は所属球団が決まらないまま半年間の浪人という屈辱を経て、5月横浜(現DeNA)に入団。
しかし、オフに満足いくトレーニングができなかったこともあり、出場62試合で打率.209、1本塁打、14打点と低迷。
それだけに、今季の復活劇を予想する者は皆無だった。
DeNA担当記者も今季開幕前のことを語っている。

「そのときは、完全に終わったと思われていたし、今年の開幕前もほとんど期待されていなかった。ノリを使うなら、若手を起用したほうがいいといわれていたくらい」(NEWSポストセブンより)

しかし、期待されていた若手の筒香、新戦力・ラミレスの怪我もあり、中村は開幕戦に「4番・サード」で先発出場。
このチャンスを見事ものにし、好調をキープしているのは前述した通りだ。

好調の要因は技術的な面ももちろん大きいが、ある記者は中村の内面の変化を指摘している。

「ノリが真摯に野球に取り組むと、素晴らしい結果を残します。それが、FA宣言する前の近鉄時代であり、落合監督に拾われた中日時代です」(同)

もともとずば抜けた野球センスを持つ中村だが、以前からその人間性が問題視されており、楽天を解雇されたのもチームのまとまりを乱したためとの噂も。
『日刊ゲンダイ』には、楽天関係者による、
「近鉄時代からワガモノ顔。楽天では、チームが負けても自分が打てばお構いなし。帰りのバスでは大喜びしながら携帯で話していたこともある」(日刊ゲンダイより)
という暴露まで掲載されてしまった。

しかし、DeNAには拾ってくれた恩義を感じているのだろう。
低迷した昨季の悔しさをバネに、野球に対する真摯な姿勢で見事復活を果たした。

だが、前出の記者は、中村のある行動が不調に陥るきっかけになってしまうのではと危惧している。

「いったん鼻が高くなってしまうと、活躍できなくなってしまう。"良いノリさん"と"悪いノリさん"が存在します。ただ、今シーズンは、その"良いノリさん"が出ているのですが、最近気になることがあるんです。
シーズン序盤は、守備位置につく際の1回から9回まで、毎回必ず一礼をして、ラインを跨いでいた。それが、最近は回ごとの礼をしなくなったんです。礼をすることとプレーの質が比例するわけではありませんが、なぜしなくなったのか、気になりますね」(NEWSポストセブンより)

チームが断トツの最下位に低迷する中、中村には打点王をはじめとする打撃タイトル獲得の可能性が大いに残っている。
真摯な姿勢を失い、個人タイトルのための打撃をするようになれば、思いとは裏腹に成績は急降下していきそうだ。
(2012年8月4日)
その他のBASEBALLニュース
林昌勇がヤクルト退団! 日本で移籍先探すも右肘痛がネックか…
中日、ポスト高木は井上打撃コーチ! 立浪氏の名前が挙がらないワケは…
2012ワーストナイン発表! 各ポジションの給料泥棒は誰だ!
オリックス、谷繁獲得に虎視眈々! 中日の危機感のなさが命取りになる!?
侍ジャパン29選手発表! メジャー組ゼロで若手の台頭に期待
ジャンル別一覧
SOCCER / FIGHTING / MOTOR / FIGURE / OTHERS / ALL
最新スポーツニュース一覧
サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau