メジャー354勝のクレメンスが50歳で現役復帰! 「まだ少しは戦える」
メジャー歴代9位の354勝を誇るロジャー・クレメンス投手が21日、米独立リーグのシュガーランド・スキーターズで現役復帰することを発表した。
今月4日に50歳を迎えた伝説の右腕は、25日に本拠地でのブリッジポート戦に先発するという。

クレメンスは1983年にドラフト1位でレッドソックスに入団し、翌年メジャーデビュー。
1986年に24勝を挙げ投手タイトルを総なめにすると、以後、100マイル(約161キロ)近い速球とツーシームを武器にヤンキースやアストロズでも活躍。
最も優れた投手に贈られるサイ・ヤング賞を史上最多の7度受賞し、米国では生存する最も偉大なピッチャーとして認知されている。

しかし2007年12月、大リーグの薬物使用実態を調査した「ミッチェル・リポート」で薬物使用を指摘され事実上引退。
2008年に下院の公聴会で薬物使用を否定したものの、2010年には虚偽の証言があったとして偽証罪などで起訴された。

輝かしい実績は一度地に落ちたが、今年6月に無罪評決が下ると、現役復帰に向けて練習を再開。
シュガーランドでの初のブルペン投球では、"ロケット"と呼ばれていたころを彷彿とさせる力強いフォームを披露。
投球を見守ったヘンドリックス代理人は、
「速球は87マイル(約140キロ)出ており、変化球もすべていい」(ニッカンスポーツより)
と手応えを口にした。

25日の先発登板を前に入団会見を行ったクレメンスは、
「まだ少しは戦えると思う。この試合を楽しみ、ファンに楽しんでもらおうと思う」(サンケイスポーツより)
とコメント。
気になるメジャー復帰については、
「過去に引退も復帰もあったが、先のことは考えない」(同)
と話すにとどめた。

仮に50歳でのメジャー復帰となれば、歴代3位の年長記録。
勝利を挙げれば、今季2勝したJ・モイヤーの49歳180日を上回る最年長記録となる。
数々の記録を達成してきた豪腕が新たな伝説を作るだろうか。
(2012年8月22日)
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