松坂､477日ぶりの復活勝利! 日本人4人目のメジャー通算50勝達成!

【レッドソックス 5-1 ロイヤルズボストン】

米大リーグ･レッドソックスの松坂大輔投手が27日､本拠地でのロイヤルズ戦に先発｡
7回5安打1失点の好投で今季初勝利を挙げ､メジャー通算50勝を達成した｡

右僧帽筋を痛め故障者リスト入りしていたため､7月2日のアスレチックス戦以来のメジャーのマウンドとなった松坂｡
｢やはり緊張した｣(スポーツ報知より)
という言葉通り､初回の先頭打者にいきなり四球を与え､盗塁と失策､犠飛で早々と先制点を許した｡

しかし､その後は制球も安定し､危なげない投球を披露｡
打線も3回､4番･ロスが勝ち越しの2点適時打を放ち､松坂を援護した｡

6回に二塁打と四球などで2死一､三塁のピンチを招いたが､ここでギアを1段階上げ､6番･ムスタカスをこの日最速となる94マイル(約151キロ)の直球で空振り三振｡
本拠地の大歓声に包まれながら､松坂は小さなガッツポーズを見せた｡

右肘の靱帯修復手術から復活し､昨年5月8日のツインズ戦以来､477日ぶりとなる勝利を挙げた松坂は､
｢もっと込み上げてくるものがあるかと予想していたが､そうでもなかった｣(同)
と平静を装いながらも､満面の笑み｡
日本選手では123勝の野茂英雄､53勝の黒田博樹､51勝の大家友和に次いで4人目となるメジャー通算50勝を達成したことについては､
｢(通算50勝まで)時間がかかってしまった｡ここからいい結果を出していければいい｣(同)
と語った｡

今年6月､右ひじ手術から1年ぶりのメジャー復帰を果たしたが､5試合に登板して0勝3敗､防御率6.65と結果を残すことができなかった松坂｡
ようやく復活勝利を挙げたが､今季が6年契約の最終年となるだけに､今後の登板では再契約をアピールするような好投が求められる｡

(2012年8月28日)

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