巨人・大田、待望のプロ第1号! 清原級の一発に原監督も大興奮!
【巨人 2-0 ヤクルト 東京ドーム】

すでにリーグ優勝を決めている巨人は23日、本拠地でのヤクルト戦に2-0で勝利。
「7番・左翼」で先発した大田泰示外野手にプロ初本塁打が飛び出し、セ・リーグ5球団全てから勝ち越しを決めた。

大田は1点リードの8回、ヤクルト3番手・山本哲の高めにきたスライダーをフルスイング。
「あまりに真芯で感触がなかった」(中日スポーツより)
という快心の当たりは、左中間最深部に飛び込む推定140メートル弾。
ベンチ前では東海大相模の先輩でもある原監督に"グータッチ"で出迎えられ、思わず笑顔がこぼれた。

高校通算65本塁打の実績を引っさげ、2008年にドラフト1位で巨人へ入団した大田。
松井秀喜から背番号「55」を引き継ぎ、次世代の大砲候補として大きな期待と注目を集めた。

しかし、プロ入り2年間、1軍では本塁打どころか1安打さえ打てず、ほとんどが2軍暮らし。
ジャイアンツ球場では「55番が泣いているぞ」とヤジられることも少なくなかった。

「ダメならクビかもしれない」と強い覚悟で臨んだ今季、初の開幕1軍入りを果たすと、9月1日の横浜戦で初の猛打賞をマーク。
22日のヤクルト戦では2階席上段へ推定160メートルの大ファウルを放っており、本塁打への期待は再び大きくなっていた。

入団4年目、通算71打席目で待望の一発を放った大田は、
「ファームでは経験したことのない球場の盛り上がり、歓声だった。鳥肌が立ちました。一生、忘れないと思った」(スポニチアネックスより)
と感無量の様子。
かつては松井と比較されることに苦悩したが、
「番号の重みはある。松井さんのようにはなれないけど、自分なりの長距離打者のスタイルをつくっていきたい」(同)
と胸を張った。

入団当時から誰よりも大田に期待をかけてきた原監督は、
「往年の清原があの辺に打った打球をよく覚えている。それに匹敵する」(同)
と最大級の賛辞。
「何度も夢には見たが現実的に打ってくれたのは本人。チーム、私にとっても大きなホームラン」(同)
と興奮を隠し切れない様子だった。

これから始まるポストシーズンでは、"ラッキーボーイ"の存在が必要不可欠。
一発のある大田が短期決戦で輝きを放つ可能性は大いにありそうだ。
(2012年9月24日)
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