メジャーリーグで珍事件!! カモメが呼び寄せたサヨナラゲーム!

11日のインディアンス-ロイヤルズの試合で、珍事件が起こった。

同点で迎えた10回裏、無死一、二塁一打サヨナラのチャンス。
インディアンスの秋信守外野手は、センター前へライナー性の打球を放った。
当たりが鋭かったので、守るロイヤルズのココ･クリスプ外野手は、
「二塁走者の生還を阻止できるチャンスは十分ある」と考えていた。
しかしこの後、予想だにしなかったアクシデントが発生。
そのアクシデントによってクリスプは打球を捕れず、
インディアンスのサヨナラ勝ちが決まったのだった。

一体何が起こったのか?
実はこの時二塁ベース後方には100羽近いカモメが羽を休めていた。
だが、カモメたちは打球に驚いて一斉に飛び立っていった。
よってクリスプの視界はさえぎられ、
打球を後逸した、という訳だったのだ。

これにはクリスプもお手上げで、
「クレージーなことが起きるもんだ。
あんなことになるなんて思わなかったよ」
と落胆の声を上げていた。

ちなみに秋信守は、
「（打球の行方は）見てなかったけれど、
ああなるだろうとは思っていた」
と意外な結末にもあっさりしていた。
プログレッシブ･フィールドでは数週間前からカモメの群れがよく見られたそうで、
秋信守は「何度も鳥たちを見たし、
もし自分が守っているときに、
飛んでいる鳥に打球が当たったらどうしようと心配していたんだ」
とも話した。

アメリカらしい珍事件、
勝利の行く末はカモメが握っていたようである。

(2009年6月13日)

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