ガッツ連続アーチで6打点! 強い原巨人4発で竜粉砕!!
我が巨人軍にガッツあり! 23日に行われたセ・クライマックスシリーズ第2ステージ第2戦は球場につめかけた巨人ファンをそんな気持ちにさせる大興奮の一戦となった。

この日の巨人先発はリベンジに燃える上原。初回、一・二番を無難に仕留め、珍しく好調な立ち上がりを見せたかのように思われた。
しかし、中日の三番・森野に痛恨の一発を浴びまたしても先制点を相手に献上してしまった。
昨年のクライマックスシリーズで中日に3連敗した悪夢がよみがえり、ドームに嫌なムードが立ち込めた。

そんな空気を取り去ろうと一人の男が立ち上がる。
“ガッツ”こと小笠原道大内野手(34)である。
先制点を許した直後の一回裏、一死二塁の場面でガッツに打順が回ってくる。
すると中日先発・朝倉の甘く入った球を見事に叩き、逆転の2ラン本塁打。ベンチ・スタンド全ての人間が、表情一つ変えることなく本塁に戻ってくる小笠原を歓喜とともに見つめていた。

小笠原をベンチ前で迎える原監督にもこの試合初めてとなる笑顔が見られた。
小笠原の援護もあって上原にもよりいっそうの気合が注入された。
するとその気合が意外なところで発揮される。

二回裏巨人の攻撃。先頭の8番・鶴岡が倒れ、バッターボックスには上原。なんとかバットに当てた球は三塁線付近をゴロゴロと転がり内野安打。
投球練習ができないことで好まれない投手の出塁にも関わらず、上原は素直にチャンスメイクを喜んだ。
するとそこから打線がつながりチャンスは一死満塁にまで広がる。
そして迎えるは逆転2ランを放った小笠原。

何とか追加点が欲しい場面。この直後、東京ドームに詰め掛けた全員が小笠原の真の実力を目撃することになる。
小笠原は甘く入ったフォークをバットの芯でとらえ、右翼席へ飛び込む満塁の本塁打。巨人が一気に4点を追加し試合の主導権を握った。

その後、巨人が誇る主砲、李とラミレスの両者もアーチをお見舞い。
終わってみれば上原の好投に打撃陣の爆発と文句のつけようがない試合で11-2と巨人が中日に圧勝した。

これでアドバンテージを含み2勝1敗とした巨人。
リーグ優勝を帳消しにしてしまった昨年の借りを返す時が着々と近付いてきた。

原監督も試合後、
「昨日(22日)はちょっとしたことで負けたが、ガッツのホームランで全員の肩の力が抜けた。一戦をとったことで波も出る」とチームの指揮が小笠原の一発でよくなったと語った。

巨人がクライマックスシリーズでもシーズン終盤の好調ぶりを見せるのか、それとも中日が昨年に引き続き日本シリーズ出場権を獲得するのか。

巨人の王手がかかった注目の第3戦は24日に行われる。
(2008年10月24日)
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