ノムさん、74歳初勝利連敗8で止める!!

楽天が連敗を8で止めた。

9日Kスタ宮城でのロッテ戦、ロッテ先発の渡辺俊の前に5回まで安打に抑えられていたが、六回、二死一塁から中村紀のタイムリーで先制し、七回に鉄平の2点三塁打と山崎武の2ランで4点。
2番手で登板した楽天の福盛は2回を1安打無失点で切り抜け日本球界復帰後初勝利を挙げた。

野村監督は6月29日に74歳の誕生日を迎えてから、嬉しい初勝利となった。

ローテの谷間を埋めてあまりある投球だ。5月4日以来、約2カ月ぶりに先発した川井が、ロッテ打線に六回途中まで得点を許さなかった。

2日の日本ハム戦（札幌D）に2番手で登板し、4回1安打無失点に抑えた内容が評価され、再びチャンスが巡ってきた。今季2度の先発はともに敗戦投手となっていたが、見違えるような内容だ。直球とスライダー、カーブので緩急をつけ、走者を出しながらも粘りを見せた。

ところが、

「投手が抑えると打てない。打つと打たれる。悪いときはそんなもの。昔から相場は決まっている」

と指揮官がボヤく悪循環は断ち切れない。

打線が好投の川井を援護できず、五回まで無得点。五回二死一、二塁から小坂に代打セギノールを送って勝負をかけたが、得点には結びつかなかった。

そして六回に川井にアクシデントが発生。左足を痛め、連打で無死一、二塁とされて無念の降板となった。

しかし、2番手の福盛がピンチを脱すると、指揮官の不安が一気に解消された。その裏に中村紀が二死一塁から適時二塁打で先制すると、打線が爆発。山崎武の2ランなどで6回から8回までに一挙8得点を挙げ試合を決め、8-3で楽天が勝利した。

福盛は2回を1安打無失点に抑え、日本球界に復帰後初勝利となった。

楽天は、ここから復活の狼煙をあげることができるのか？

(2009年7月10日)

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