西武･涌井がリーグトップの12勝目!

西武･涌井が、21日に西武ドームで行われたオリックス戦で快投し、ハーラートップの12勝目を挙げた。

「前半戦で、できれば12勝までいきたいですよ。奪三振は、最後に杉内さんとダルにまくられると思うので興味ないですね」

ライバルの杉内（ソフトバンク）とダルビッシュ（日本ハム）をけん制して無関心を装った涌井だが、今季はおもしろいように三振を積み上げている。

前回登板の15日の楽天戦（西武ドーム）は、自己最多タイの12三振を奪い完封勝利。

この日も五回まで8三振を奪い2失点。早くも昨季の奪三振数122を越えた。

涌井の飛躍的な三振数アップについて、渡辺監督は

「今年はまっすぐがいいから、三振を狙って取れている」

昨季までは制球を気にするあまり、直球のスピードが140キロに満たないこともあった。

しかし、渡辺監督から

「そのピッチングスタイルじゃ2、3年しかもたない」

と諭され、走り込みやウエートトレーニングに励んだ。

「ここまでは涌井と岸がいなかったらと思うとゾッとする。2人ともしっかり仕事をしてくれた」。

前日20日に10勝目を挙げた岸と、前半戦で2ケタ勝利の右腕コンビに渡辺監督も感心しきり。

打線も1点を追う五回に中島、中村の連続適時打で逆転。

エースの快投に主軸がきっちりと応えた。

(2009年7月22日)

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