バイエルンリベリー獲得には「100億円以上かかる」

レアル･マドリード（スペイン）への移籍が取りざたされているフランス代表MFフランク･リベリーについて、所属のバイエルン（ドイツ）は現地時間29日、同選手の獲得には100億円以上の金額が必要だと主張。

バイエルンと2011年までの契約を結んでいるものの、レアル･マドリードへの移籍希望を表明していたリベリー。

チームはブンデスリーガ開幕戦を8月8日に控えているが、同選手はケガでここ2週間戦列を離脱しており、現在行なわれている親善試合にも出場していない。

そんななか、バイエルンのウリ･ヘーネスGMは、

「我々が彼を売る期限が７月15日までだったのは周知の通りだ。我々が求めるオファーはなかったよ」

とコメント。

十分な金額を提示されなかったと述べ、必要となる移籍金額を尋ねられると、１億ユーロ（約133億6000万円）以上と答えている。

さらに同日、バイエルンのフランツ･ベッケンバウアー会長も、

「我々は市場が求めるものだけを望んでいる。クリスティアーノ･ロナウド（レアル･マドリード）が9400万ユーロ（約125億6000万円）なら、リベリーも似たような金額の価値があるはずだ」

と、リベリー獲得には相応の金額が必要だと訴えた。

一方で、ベッケンバウアー会長は

「こういったうわさのすべてが不要なものだ。特に、毎日リベリーの話題に対処したりすることなく、落ち着いて準備をしたいと、新しい指揮官が望んでいるならね」

と続け、リベリーの去就話がチームにとっていい影響を与えないと不満を表している。

(2009年8月1日)

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