LAギャラクシーのベッカムに欧州から複数オファー

2011年11月までロサンゼルス･ギャラクシーとの契約が残るイングランド代表MFデイビッド･ベッカムは、伊紙『ガゼッタ･デッロ･スポルト』のインタビューで、ACミランから来年1月の獲得に向けたオファーが届いているほか、欧州の3、4のクラブからもオファーを受けていることを認めた。

ベッカムはミランからのオファーについて「幸せなこと」と述べたものの、自身の将来についての最終的な決断は「最適なタイミングを待って決めたい」と、現時点での明言を避けた。

今年1月から6月までミランの選手としてプレーしたベッカムは、米メジャーリーグサッカーの今シーズン終了後、LAギャラクシーとの契約を解除できる可能性があると伝えられている。

実際、今年4月にも当時のミラン監督カルロ･アンチェロッティ氏（現チェルシー監督）が、

「ベッカムは2010年1月にミランに戻ってくる。この秋には、LAギャラクシーとの契約を解除できる可能性がある」

と発言している。

これに対し、ベッカム自身も

「ギャラクシーとは11年まで契約があるが、南アフリカ（ワールドカップ）へ行くためには、あらゆるオプションを持っていたい」

と付け加えている。

先日行われたスロベニアとの親善試合で、イングランドのファビオ･カペッロ監督はベッカムをベンチに座らせた。

それでもベッカムは

「チームと一緒にいられるだけで十分だ」

と殊勝に語り、

「もし（カペッロ監督が）僕を南アフリカに連れていかないとしたら、それは、イングランドが勝つために必要な"僕より優れた誰か"を見つけたということだ」

とのコメントを残した。

ベッカムは果たして、欧州サッカー界に復帰できるのか？

そして、W杯に出場することができるのか？

(2009年9月10日)

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