岡田監督、月１強化試合を要望

サッカー日本代表は10日、オランダ遠征を終えて成田空港着の航空機で帰国した。

同遠征ではオランダに0-3で完敗したが、ガーナには4-3の逆転勝利。

岡田武史監督は9カ月後のW杯本大会に向けて「こういうチームと月1回やれば強くなる」と強豪国とのさらなる対戦を希望。

日本協会･犬飼基昭会長もバックアップする方針だ。

偏西風に乗って、予定より1時間早く到着した岡田ジャパン。

約10時間のフライトに疲れた様子もなく、指揮官は実り多きオランダ遠征を振り返った。

「できたこと、できなかったことがはっきりした。残り9カ月間でやるべきことを選手が実感してくれたと思う」

FIFAランク3位のオランダに完敗し、同32位のガーナに逆転勝利。

点を取り返したFW陣に成長の跡を見たが、個人技&身体能力の差は歴然で、2試合で6失点と守備は通用しなかった。

W杯に出てくる強豪国のレベルを肌で感じ、岡田監督は

「こういうチームと月1回やれば強くなる。協会にお願いして、試合を組んでもらいたい」

と語った。

年内の日程は決まっているため、"月イチ強化試合"構想は12月4日のＷ杯抽選会を終えて実現に進む。

オランダ遠征中にFIFAランク4位のドイツ、同2位のスペインから親善試合のオファーを受けた日本協会･犬飼会長は、

「（岡田監督と）話はした。できるだけ聞いてあげたい。後悔したくない」

と前向き。

日程調整など難題は多いが、あの手この手を尽くし、『W杯4強』の夢をつかむ。

(2009年9月12日)

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