FA斎藤隆、まさかのWBC辞退! 想定外に動揺隠せぬ原JAPAN

日本プロ野球機構は14日、現役大リーガーで今季ドジャースからFA宣言をした斎藤隆投手(38)から、
3月に行われる第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場辞退の申し出があったことを発表した。
この申し出を日本プロ野球機構は受け入れたという。

今回、斉藤隆がWBC出場辞退に至った理由は移籍先の決定が大きく影響した。
昨シーズン終了後、所属するドジャースからフリーエージェントを行使し移籍先を探していた斉藤隆。
年内に決定とはいかなかったものの、年が明けた今月10日、新しい所属先が松坂らも所属するボストン・レッドソックスに決定したのだ。

これを受け球団サイドと今後の動き方について話し合った結果、WBCへの出場は辞退しチーム練習などでチームに溶け込むことを優先したという。

昨年右ひじを痛めた不安があるとはいえ、原JAPANの救援投手として期待されていただけに、日本にとっては痛すぎる戦力ダウン。
これで当初予定されていた海外日本人投手は黒田、斉藤隆両名の辞退によりレッドソックス松坂のみとなった。

このような形で辞退しなければならなくなったことに対し斉藤隆本人は、
「出場に向けて準備をしてきましたが新しいチームへの移籍が正式に決まり、球団とも相談し熟考した結果、
辞退を決めて今日原監督に連絡しました。これからもジャパンの一員としてできることがあれば何でも協力したいと思っています」と公式コメントを発表した。

国内国外問わず適材適所で最高のメンバーを集めたいと語っていた原日本代表監督。
果たしてこのような相次ぐ辞退者の出現で北京の借りを返すことはできるのだろうか!?

(2009年1月15日)

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