過激抗争に終止符？沢尻会と長澤会が直接対決で和解か！？

沢尻エリカと長澤まさみが直接対決！

「沢尻会」「長澤会」の芸能界二大派閥（？）のトップの､頂上会談だ。

沢尻がパーソナリティーを務める関東ローカルのラジオ番組「沢尻エリカ　REAL ERIKA」に､長澤がゲスト出演する形で実現した。

二人はこれまでイベントなどで顔を合わせたことはあったが､テレビやラジオ､雑誌､映画などなど､とにかく共演したこと自体が全く初めてだという。

それもそのはず､もはや「沢尻会」「長澤会」の抗争の歴史は､単なるライバル関係ではない。犬猿の仲どころか､イジメやバッシングなど多くの「伝説」を持つ一大抗争なのだ。

そうしたウワサの数々の凄まじさを思えば､この共演程度で即「和解」とは､思いにくい部分もある。しかし､ある種の「手打ち」としての「意図」や「メッセージ」が存在しているとは､受け取れるかもしれない。

あるいは､長澤沢尻対立の直接原因とも言われる塚本高史のデキ婚で､塚本を巡った三角関係の因縁も氷解したのだろうか。

収録現場での様子をマスコミ数紙が報じているが､細部は微妙に異なる。

「収録時間を1時間近くオーバー（芸能プロ幹部・東京スポーツ）」
「収録では､30分間にわたってトークを展開（デイリースポーツ）」

「（編注：沢尻は先月､長澤は今月が誕生日なので）お互い『お誕生日おめでとう！』と､声を掛けあっていました。番組終了後にはプレゼントも交換した（同・東スポー）」
「誕生日を迎えた長澤へ､沢尻が花束やプレゼントを手渡す（デイリー─）」

もっとも､「和やかな雰囲気」で収録が行われたという基本線に関しては､両紙の報道にブレはない。

注目なのは､東スポのみに書かれていた以下の部分だ。先に引用した「芸能プロ幹部」が語っている。

「最初『沢尻さん』とか『エリカちゃん』と呼んでいた長澤さんが､最後の方は『姐さん！』と呼んでいました」

と。ここまでは「沢尻会」と「長澤会」の抗争をネタにした軽いジャブ。

「沢尻さんの方が一つ年上だし､芸歴も長い。

長澤さんも『本当のお姉ちゃんみたい』と心底慕ってました。

沢尻さんの『男気』に長澤さんがほれた感じですね。空き時間には､お互いの連絡先も交換したそうですよ」

もちろん､二人の親密ぶりの描写として､額面通りに受け取ることはできる。しかし､この芸能プロ幹部というのが､沢尻の所属する事務所､スターダストプロモーションの人間だったとしたらどうだろうか。

ともあれ､放送は8日夜に行われる。

ところで最近の沢尻といえば「沢尻エリカ似で誕生日も一緒」というキャラ設定のミュージシャン､ERIKAとしての活動が､最近話題になっている。

DJ OZMAのようなティーザー演出をしているこのERIKA､正体が沢尻本人であることを徹底的に隠すつもりもないようだが､突然の音楽活動開始は､何故今このタイミングで？　という印象もある。突然の長澤との和解の「演出」といい､沢尻をプロモートする方法論に､変化が起こっていることだけは確かだ。

ともあれ､沢尻に「激似」のERIKAは､7月のCDリリースに向けて始動中。オンエアも解禁となり､一部サイトでは視聴も可能と､熱心なプロモーションが行われている。

さて､沢尻の本業の方だが､ペプシネックスやキシリッシュ､auとCM契約は好調の一方､仕事を選んでいるのか､テレビドラマなどでの露出は今後も聞こえてこない。

次に見られる沢尻の本格的な仕事は､映画「クローズド・ノート」になりそうだ。行定勲の監督で､伊勢谷友介や竹内結子と共演。公開は9月だ。（淺川）