AKB48､LAで熱唱も､観客は踊らず｡大島､｢まだまだ｣とリベンジを誓う!!

米ロサンゼルスで1日開幕した北米最大のアニメ博覧会｢アニメエクスポ2010｣で､日本のアイドルグループのAKB48がスペシャルライブを行った｡

AKB48はアニメエクスポの｢スペシャル･ドリーム･アンバサダー(名誉大使)｣として招待｡

大島優子(おおしまゆうこ=21)や前田敦子(まえだあつこ=18)ら今回のステージのために選抜された16人のメンバーが新曲｢ポニーテールとシュシュ｣など､アンコールを含めて15曲を熱唱した｡

AKB48が海外公演するのは､昨年7月のパリ､9月のニューヨーク､10月のカンヌに続いて4度目｡

ライブ会場になったのは､アカデミー賞授賞式会場として知られるノキア･シアター｡約7000人を収容できる大舞台だが､集まった観客数は3000人ほどに過ぎず､日本と現地のファン約100人が前列でAKBコールを繰り返しても､多くの観客は座席に座ったままだった｡

超満員のファンが総立ちになって声をからす日本とのあまりにも違いに､メンバーも戸惑いは隠せなかったようだ｡

大島は公演後､｢頑張って､お客さんの反応が返ってきたのがうれしいですね｡ライブってそういうのが楽しい｣と感想を述べたものの｢(自分たちは)まだまだだなあと｡かなり刺激になりました(空席の目立つ客席に)奮い立たせられました｡そう思うことが久しぶりだったし､そう思えることがうれしかった｣と自分自身に言い聞かせるように前向きに語った｡

海外の洗礼ともとれる光景に､AKB48の生みの親の秋元康氏は｢(AKB48の専用劇場がオープンした)05年12月8日と同じことを考えればいい｡公演回数を重ねることで､ここまで成長してきた｣と平然｡

さらに｢きょうは"海外48"の第一歩｡365日やれば､必ずこの会場も満員にできる｣と自信さえのぞかせたが､さて…｡(松野)