サエコとデキ婚のダルビッシュが目指す金メダルと大リーグ！

プロ野球・北海道日本ハムのダルビッシュ有（だるびっしゅゆう・20）が､メジャー移籍を視野に入れて北京五輪への出場を決意したことが判明した。スポーツ報知が報じている。

五輪出場に関しては故障への補償制度の不備などから消極的だったが､サエコとの婚約や､補償金の増額などをきっかけに現在の日本とイランとの二重国籍から､日本を選ぶ決断をした。

一番の理由は､近い将来のメジャー移籍を視野に入れ､日本代表としてオリンピックの舞台で活躍することだ。

代表選手への補償金が､アテネ五輪の時の1億円から最大2億円に倍増されることが決定したことも､状況を後押しした。

ダルのマネジメントを担当する「エイベックス」も､代表合宿､アジア予選が行われる11月～12月上旬のスケジュールを､現時点で白紙としている。

五輪憲章では､二重国籍選手も､いずれかの国の代表となることは可能。

日本の国籍法では22歳になるまでに二重国籍を解消しなければならない「国籍選択制度」がある。

1986年8月16日生まれのダルは､北京五輪期間中に22歳の誕生日を迎えるため､国籍の選択が必要とされる。

また､メジャー移籍の具体的な道筋を考えたとき､ダルが自由に移籍できるFAの権利を取得できるのは､順調にいってもプロ10年目の2014年。

早期の移籍となれば､松坂（ライオンズ─レッドソックス）のようなポスティング・システム（入札制度）が現実的手段となる。（淺川）