田中実突然の訃報に事務所も困惑 人気俳優が死を選んだワケとは!?
(04/27)

俳優の田中実(たなかみのる=享年44)が25日、自宅で首を吊って死亡した。
これを受け所属事務所の『オスカープロモーション』は26日に急きょ会見。
チーフマネージャーの岩澤和俊氏は、
「何か仕事に関して悩んでいたかはまったく感じられなかった。キツネにつままれた感じです」
と心境を告白。
「何かもっとできることがあったのではないかと心残りです」
と悔しさをにじませた。

警視庁池上署では自殺の可能性が高いとみて調べを進めているが、遺書などは見つかっていないという。
NHKの連続テレビ小説で主演を務めるなど、爽やかな笑顔で人気の高かった彼に一体何があったのだろうか。
『zakzak』では、テレビ業界を取り巻く厳しい状況に追い詰められていたのではないかとしている。

「景気悪化による広告収入減や地デジ化への設備投資で昨年来、ドラマの制作現場ではギリギリの経費節減や人員の整理が行われた。そこに大震災がきて、『完全に干上がった』と悲鳴が上がっている」(民放関係者:zakzak)

『刑事貴族』シリーズ(日本テレビ系)や『温泉へ行こう』シリーズ(TBS系)など、多くの代表作がある田中。
穏やかな人柄と確かな演技力で、スタッフからの信頼も厚かったという。

しかし、上記のようにテレビ業界を取り巻く状況は厳しい。
申し分ないキャリアを誇る田中でも、最近は単発の仕事が多くなっていた。

「震災以後の番組編成を見ると、過去の人気ドラマの続編が多い。セットの一部などを使い回せるし、新しい役者のキャスティングなどに労力をかけず、出費を抑えられる。午後7時半以降の収録には"ロケ弁"を出す決まりなので、午後7時に切り上げるロケがあるくらいです」(民放の外部制作スタッフ:同)

田中は妻と高校生の長男、中学生の長女がいる4人家族。
ドラマでの仕事が減っていく中で、バラエティや情報番組への出演という選択肢はなかったのだろうか。

「俳優や歌手よりギャラのランクが低いマツコ・デラックスに代表される"文化人"枠のタレントが重宝がられている。芸歴の長いベテラン俳優ほど厳しい」(広告会社のキャスティング担当)

今月18日に放送されたドラマ『湯けむりバスツアー 桜庭さやかの事件簿3』(TBS系)が最後の仕事となった田中。
半年先までは数本のドラマ出演が決定していたというが、テレビ業界の現状に不安を感じていたのだろうか。(伊原)


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