脅威の売れ行き!!初音ミクが倖田來未の座を脅かす?

(09/12)

自作曲を萌えボイスで歌ってくれるソフト｢初音ミク｣が､開発元のクリプトン・フューチャー・メディア社が｢ありえない｣と驚くほど売れている｡

初音ミクは､ユーザーがパソコンでメロディと歌詞を入力すると､16歳のバーチャルアイドル｢初音ミク｣が歌ってくれる音楽制作ソフト｡ハモったり､ビブラート､ブレス(息を吸う)音まで付けられ､上手に入力できれば､とても合成とは思えないほどの歌声を披露してくれる｡

｢モー娘｡のようなアイドルを自分の手でプロデュースする感覚に近いです｣とユーザーはその魅力を語る｡

音声を担当するのは､｢ときめきメモリアルONLINE｣の弥生水奈役などで知られる声優の藤田咲さん｡

｢ポップスやバラードを得意としているほか､アニメソングにも最適｡声質はとてもチャーミングで､伸びやかに天まで昇るような高音域と清楚で可憐な中高音域がとても魅力的｣ということで､500人の声優オーデションで選ばれた｡

発売直後から｢ニコニコ動画｣などで話題になり､通常なら年間で1000本売れれば大ヒットのジャンルにもかかわらず､発売後2週間で3500～4000本も売れ完売状態｡07年10月10日現在で15000本売れている｡

開発元によると､｢バーチャルアイドルはあと2作展開する予定｡第2弾はかわいらしくパワーのある声質で､リスナーが元気になるようなアイドル､第3弾はクールなアイドルになる可能性が高い｣とか｡

来年は倖田來未に代わって､初音ミクがヒットチャートを独占なんてことになるかも｡(松野)