ジブリ宮崎駿監督が引退! ｢風立ちぬ｣が最後の作品に!

(09/02)

スタジオジブリの宮崎駿(みやざきはやお=72)監督が長編映画製作を引退することが1日､発表された｡
"巨匠"のリタイア宣言で世界中に衝撃が走っている｡

好評公開中の『風立ちぬ』は､第70回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品されている｡
同日､スタジオジブリの星野康二(ほしのこうじ=57)社長が映画祭の壇上に登壇し､
｢(映画祭の会場の)リド島は大好きな場所です｡
今回は行くことができなくて申し訳ありません｣
と不在を残念がる海外メディアに､宮崎のメッセージを報告した｡

その後､質疑応答を終えると､
｢ベネチアは過去に何度も招待していただいた縁のある映画祭ですし､世界に友人の多い宮崎駿監督に関しての発表を､この場でさせてもらいます｣
と発言｡
続けて､
｢『風立ちぬ』を最後に宮崎駿監督は､引退することを決めました｡
後日､宮崎駿本人による会見を計画しております｣
と宮崎の引退を電撃発表した｡
翻訳を介して宮崎の引退を知った海外メディアは､ワンテンポおいて表情を一変｡
会場全体が呆然となった｡
引退の理由は明かされていないが､星野は､
｢『風立ちぬ』の中でクリエーティブな期間は10年しか続かないという意味のセリフがあるが､宮崎さんは『自分の10年はとっくに終わっている』と語っていた｣
と宮崎の言葉を伝えている｡

6日に都内で公式会見を行う予定だという｡

宮崎は過去にも引退をほのめかしたことがある｡
1997年に『もののけ姫』の完成報告会で､
｢未練のあるうちに､さっさとおさらばしたい｣
と話し､声優を務めた故･森繁久彌さんらを唖然とさせた｡
しかしのちに､次回作への意気込みを語り､引退発言を撤回｡
そして､日本史上最高興収を記録した『千と千尋の神隠し』を制作した｡
当時も､
｢長編はもう体力的に無理｣
と話していた｡

宮崎の引退撤回を信じたいところだが､今回は公式な会見が予定されている｡
そこでどのような言葉が語られるのか､注目が集まっている｡(古川)

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