安藤美姫､ドイツ大会復帰はテレビ朝日ゴリ押し!? 連盟困惑もスポンサーには逆らえず…

(09/22)

出産を経てソチオリンピックへの出場を目指す､フィギュアスケーター･安藤美姫(あんどうみき=25)｡
26日からドイツで行われるネーベルホルン杯への出場が発表されたが､その裏にはある大人の事情があったという｡
『スポーツニッポン』が報じている｡

大会事務局によると､フィンランドの選手が出場を辞退したため､空いた出場枠に安藤が入ったとのこと｡
欧州ではママアスリートのサポートに前向きということも出場を後押ししたかたちだ｡
一方で､日本フィギュアスケート連盟は彼女の出場に困惑しているようで…｡

『大会の放映権を持つテレビ局の意向も影響し､連盟を飛び越えて話が進んだようだ』(日本連盟関係者:スポーツニッポン)

ドイツ大会の放映権を持つのはテレビ朝日で､CSテレ朝チャンネル2で独占放送が決まっている｡
シングルマザー騒動で話題を集めた安藤が出場すれば､注目度は段違いにアップするだろう｡
テレビ朝日としては是が非でも彼女の出場を実現したかった｡

当初､連盟側は強化指定外の安藤について自費遠征でも認めない方針だった｡
連盟内で賛否両論の議論になるも､強化関係者は｢強化部の範疇を越えた｣とスポンサーの影響力の大きさに諦めムード｡
結局､テレビ朝日の意向に従いドイツ連盟の招待という異例の形で復帰を認めたようだ｡

連盟はフィギュアスケート界を代表する存在である彼女に対して､若い頃から強化指定選手としてサポートを行ってきた｡
だが､妊娠と出産についてはテレビでの発表まで何も知らされていなかったという｡
そのため､連盟内では彼女に対する不信感が高まっているとされる｡

安藤が五輪に出場するためには国際スケート連盟(ISU)が定める最低技術点(SP20点､フリー36点)のクリアが必要｡
日本のフィギュアスケート連盟との関係がうまくいっていなかった彼女にとって､今大会は大きなチャンスになる｡
コーチ不在という不安要素もある安藤だが､千載一遇のチャンスをつかむうことができるのか｡(古川)