TBSの期待を背負った大型連ドラ「ROOKIES」がスタート！

(04/22)

TBSがこの春の連ドラで大攻勢をかけている。どのバラエティ番組を見ても､番宣で露出している佐藤隆太（さとうりゅうた=28）の姿を見かけるからだ。

「これは相当力を入れているドラマだぞ」と息を呑んでいる人も少なくないはず。

そのドラマとは､もはや説明する必要も無いだろうが､「ROOKIES（ルーキーズ）」（夜7時56分～8時54分）という作品。

不良少年を描かせると天下一品の漫画家・森田まさのりが､かつて週刊少年ジャンプ（集英社）で連載していた野球漫画だ。

舞台は二子玉川学園高校（通称ニコガク）。この学校へ赴任してきた新人教師・川藤幸一は､ニコガクの野球部を見て驚く。

野球部は､かつて甲子園出場まで果たしていた伝統ある部だったのだが､現在では不良たちの溜まり場になり､おまけに部員の起こした不祥事により活動停止中。

そんな野球部を､野球をまったく知らない川藤が顧問となり､野球部員とともに､野球部の再建に乗り出していく。

実は､この作品､とにかく小ネタが多い。

原作でもそうなのだが､登場人物はプロ野球選手の名前を元ネタとしている。

ニコガク野球部員は阪神タイガースの選手名､対戦相手は巨人の選手名で､女性キャラは下の名前は女子アナから取られているという森田まさのりのこだわりぶりはドラマでもそのまま反映。

またYahoo!JAPANとの提携によるインターネット投票でオーディションを行い､マドンナ役を女性アイドル15人から､対戦校の女子マネジャー役を一般公募で決定するという試みもなされている。

栄えあるマネージャー役をゲットしたのは高山都（たかやまみやこ=25）。

さらに19日に放映された第一話では､お笑い番組の「リンカーン」とコラボし､エキストラとして､浜田雅功（はまだまさとし=44／ダウンタウン）､大竹一樹（おおたけかずき=40／さまぁ?ず）､三村マサカズ（みむらまさかず=41／さまぁ?ず）､ウド鈴木（うどすずき=38／キャイ?ン）らも出演。

ちなみに連ドラにの放送期間は通常1クール（3ヶ月）程度が相場。

しかしこのドラマは放送期間を未定(4月～7月予定)としており､石丸彰彦プロデューサーは「（単行本24巻分の原作を）最後まで描き切る」としていると強気の発言。

もし2クールぶちぬきのドラマになったとしたら､これはTBSのドラマにかけるよほどの覚悟が見えてくる。（古田鉄寿）