三倉茉奈・佳奈がヒロインを演じる「だんだん」の制作が好調!!
(06/17)

現在オンエアされているNHK朝の連続テレビ小説「瞳」のあとを引き継ぐ形になるのが、三倉茉奈・佳奈(みくらまな・かな=22)がヒロインを演じる「だんだん」。

9月29日のスタートに向けて、現在、着々と準備が進められている。

「9月だなんて、ニュースにするにはまだ気が早いじゃないか」との声があるかもしれないが、そこはあなどるなかれ。

視聴率的にはあまり評判がよくなかった「ちりとてちん」のDVDが大ヒット。

NHKの歴代朝ドラの中でも類を見ない売り上げを記録しているのだ。

「ちりとてちん」が制作されたのは大阪放送局。

そう、、NHK朝の連続テレビ小説は東京と大阪が交互に制作をすることで知られており、前回の大阪放送局が放った「ちりとてちん」という矢が市場にぶすぶすと突き刺さっていることから、自然と大阪放送局制作における次回作「だんだん」にも注目が集まっているというわけだ。

さて、そんな「だんだん」ご一行だが、今月11日、舞台である島根県松江市でロケを行った。

その会見で茉奈は「島根は食べ物もおいしいし、お天気が神秘的でおもしろい」、佳奈も「オフの日には2人で自転車に乗って出かけています」とロケを満喫。

「なんだかのびのびしたロケ現場だなと」思えるのだが、「だんだん」自体のあらすじがほのぼのしているから。

出雲の神様の導きで偶然出会った双子姉妹の運命的な出会いが、家族やふるさとの人の輪に広がっていく“縁結びの物語”。

主人公の田島めぐみと一条のぞみはともに18歳。

めぐみは松江駅前で路上ライブを楽しむ、何よりも歌うことが大好きな高校3年生。

一方、のぞみは京都の花街で舞や唄など芸の道に打ち込む舞妓。

この2人、産まれてすぐに島根と京都に離れ離れになった双子の姉妹で、そんな2人が、日本一の縁結びの神様・出雲大社で運命の再会を果たす。

同じ顔をしているのに、性格や考え方が全然違い、会えばいつも漫才のような口ゲンカばかりの2人。

そんな2人も、めぐみが京都の大学に進学したことをきっかけに、島根を離れて、のぞみが暮らす京都花街の屋形(置屋)で一緒に生活するようになる。

これだけ聞いても、既になんだか面白そうだと感じさせるのは、さすがの「ちりとてちん」を生んだ大阪だからか、それ以外の何かがあるのか。

「だんだん」は、島根県の出雲言葉で「ありがとう」という意味。

ちなみに、一卵性双生児を除いて、この世界で同じ遺伝子を持つ人間が生まれる確率は、なんと10の240乗分の1だそう。

数学の不得意な人には、もはやそのすごさもわからないほどの天文学的な確率なのだ。

しかし、その奇跡の確率は双子だけに言えることではない。

この世に生まれたすべての人たち、すべての生き物がまさに天文学的な確率で生まれてきていることを考えると、また少し違った世の中の見方ができそうだ。

「産んでくれてありがとう」「育ててくれてありがとう」「あなたに出会えてありがとう」。

そんな感謝の気持ちをタイトルに込められたこのドラマ、せちがらい時代なだけに今から大勢の人が期待してしまうのも自然な流れなのかもしれない。(古田鉄寿)


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