SMAPニューシングル､TOP10記録の3冠を達成も､“政権交代”の兆しも

アイドルグループSMAPの通算44枚目のシングル｢そっときゅっと/スーパースター★｣が発売1週目で10.5万枚を売り上げ､9月7日付オリコン・シングルランキングで初登場首位に輝いた｡

｢そっときゅっと｣は久保田利伸が作曲､草なぎ剛(35)が主演しているドラマ｢任侠ヘルパー｣(フジテレビ系)の主題歌｡｢スーパースター★｣は､テレビ朝日系のスポーツ中継のテーマソングになっている｡

シングル首位は02年5月発売の｢freebird｣から11作連続で通算22作目｡

TOP10入りは44作目で､歌手の浜崎あゆみ(30)に並ぶ｢通算TOP10獲得作品数｣で歴代1位となった｡

また､｢連続TOP10獲得作品数記録｣でB'z(43作連続)を抜き､すでに歴代単独1位を走る｢デビューからの連続TOP10獲得作品記録｣も更新｡TOP10記録の"3冠"を達成した｡

とはいえ､SMAPとジャニーズ事務所にしてみれば手放しで喜んでいられない｡

実は初日の売上枚数は3万枚に留まり､デイリーランキングでは､AKB48の｢言い訳Maybe｣(推定売上枚数5万7,000枚)に敗れ､2位に甘んじる結果となっていたのだ｡

新曲リリースに際して､8月26日付けの産経新聞で特別広告を掲載したほか､FM東京では8月24日から1週間､｢SMAP × TOKYO FM8.24｣キャンペーンを展開｡各番組にメンバーが登場し､8月29日には渋谷スペイン坂スタジオに木村拓哉(36)が出演するなど盛んなPRを繰り広げていた｡

初登場1位も､そうした"異例"な大キャンペーンのおかげともいえる｡

アルバムランキングでは､後輩の｢嵐｣のベストアルバム｢All the BEST! 1999-2009｣が23万3000枚を売り上げ､自身初の2週連続1位を記録｡

8月31日付で09年最高の初動売り上げ記録だった75万3000枚と合計して､98万6000枚となり､ミリオンセラーが目前に迫っている｡

国民的に人気を誇っていたSMAPだが､そろそろ“政権交代”の時期がやってきた? (松野)