カーネーションあらすじ完全版

カーネーション

[第1週]

10/03放送

大正時代のお話です。大正13年9月、小原糸子（二宮星）は、年に一度の“岸和田だんじり祭”を楽しみにしていた。糸子はだんじり祭りが大好きで、祭りに参加する父親・善作（小林薫）を誇らしげに見ていた。糸子の夢は大工さんになって“だんじりの屋根”に乗ること。しかし当時は女が大工になるなど考えられない事だった。

ある日、糸子は父親からお使いを頼まれ、呉服の集金に出かけた。無事集金を終えた帰り道、糸子は近所の悪がきに絡まれてケンカをしてしまう。取っ組み合いでケンカをしているうちに、集金袋を川に落として流してしまった。仕方なく家に帰った糸子。事の顛末を知った善作は激怒、糸子の頬を殴り「女のくせに男と張り合うな」と怒鳴るのだった。「女のクセに」その言葉が糸子には痛かった。“なぜ女に生まれてきたのだろう”糸子は落ち込むのだった。

そんな糸子に、神戸で暮らす母親方の祖母・貞子（十朱幸代）がドレスをプレゼントする。それは素敵なドレスだった。大喜びする糸子だったが……残念！サイズが小さすぎて入らなかった。落ち込む糸子だったが、「ならば、自分で自分の服を作ってみよう」と思いつき、父親方の祖母・ハル（正司照枝）に布をもらい、自分のワンピースを作った。子どもが作ったにしては上出来なもので、それをみた善作も喜んだ。

この出来事が、糸子を洋裁の世界へと導くことになる。

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