カーネーション
[第21週]
02/20放送

洋裁学校に入学した聡子(安田美沙子)だったが、間もなく「辞めたい」と言い出し、糸子(尾野真千子)は呆れてしまった。

妹の勉強を応援するために優子(新山千春)と直子(川崎亜沙美)は次々とがデザイン画を送ってくる。それを聡子以上に糸子が楽しみにしていた。“モード”の面白さにハマっていく糸子。

結局に聡子は学校を辞めて店で働く事になった。そんな聡子に初めて“指名”がかかる。聡子がデザインについて相談したのは糸子ではなく長女の優子だった。自分に相談があるだろうと思っていた糸子はガッカリする。

聡子が作った服を見た客は非常に怒った。服の丈がとても短かったのだ。聡子は流行の先端をいくロンドンの若い女性たちの服装を参考にしていた。しかし客には受け入れられなかったのだ。

そんなある日、直子の店を手伝っていた優子が岸和田に帰ってくることに。直子が東京の店をやめてパリに行くことにしたのだ。そこで糸子は優子に店を譲る事を決意する。しかし優子は心斎橋に自分の店を構えたいというのだ。すっかり優子に店を譲る下準備をしていた糸子は何としても優子に店を継いでほしかったが、優子の意思は固く、もう暫く自分で店を切り盛りすることを決意した。

聡子に新たな客から指名が着た。聡子は凝りもせず再び短い丈の服を作る。しかし今回は、客は喜んだ。聡子たちに時代が追いついてきたのだった。

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キャスト
小原糸子 / 尾野真千子(おのまちこ)
生まれながらにおてんばで、ドレスを見て感動してからは呉服屋の娘でありながら洋裁屋を目指す。
「落ち込んでもすぐ浮上、思い立ったら即実行」の岸和田気風を持つ。
ひたむきさがときに暴走を生むことがあるが、周囲に愛されている。


小原優子 / 新山千春(にいやまちはる)
小原家の長女。幼い頃は祖父に可愛がられた。
容姿端麗・成績優秀なお嬢様気質だが、ライバル心むき出しの妹・直子からたびたび挑戦される。
それをまともに受けて立っているうちに逞しくなっていく。
小原直子 / 川崎亜沙美(かわさきあさみ)
小原家の次女。幼い頃からだんじりが大好きで、糸子そっくり。
姉・優子への対抗心が凄まじく、取っ組み合いになったら容赦なく攻める。
絵の才能は天才的。
小原聡子 / 村崎真彩(むらさきまあや)
小原家の三女。かしこい子になるようにと神戸の曾祖母・貞子が名付けた。
しょっちゅうぶつかり合う長女と次女を横目に、いつもマイペースで上機嫌。
北村達雄 / ほっしゃん。(ほっしゃん。)
泉州繊維商業組合の組合員で、ファッションビジネスで成り上がろうとする野心家。
糸子との関係は「奈津の男版」。
糸子以外の小原家の女性には人気で、千代からは息子のように可愛がられる。
吉田奈津 / 栗山千明(くりやまちあき)
糸子の同級生で、岸和田屈指の料理や「吉田屋」の一人娘。
未来の若女将は「べっぴんやないとあかんさかい」、毎日日傘で登下校している。
糸子に対しては「女としての値打ちがちゃう」と言うものの、内心その動向が気になっている。
幼い頃から川原の道ですれ違う、泰蔵兄ちゃんを慕っている。
小原千代 / 麻生祐未(あそうゆみ)
糸子の母。元は神戸の富豪・松坂家の令嬢だったが、花嫁衣裳を納めに来た善作と駆け落ちした。
四女をもうけて現在に至る。お嬢様気質で家事も家計のやりくりにもうとく、毎日善作にしかられっぱなし。
だが生来おっとりした性格のため、まったくこたえていない。

小原静子 / 柳生みゆ(やぎゅうみゆ)
小原家の次女。スケールの大きい姉と二人の幼い妹の間に挟まれやややりにくいポジション。
だが母譲りで、意外とのんきでマイペースなところがある。
成長するにつれて糸子をしっかりと支えていく。


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