エジソンの母
[第2話]
規子（伊東美咲）が担任を受け持つクラスに引っ越してきた児童・賢人（清水優哉）は大変好奇心が旺盛な少年で、転校1日目から「なぜ？」「どうして？」と質問の嵐で、規子をはじめとする先生方を右往左往させる。01/18放送
規子（伊東美咲）は気合を入れて教室の扉を開ける。すると目の前に、今にもベランダの壁を乗り越えて、鳥のように羽ばたこうとしている賢人（清水優哉）が…。止めようとする規子は間一髪、間に合った。
結婚がなくなった今、規子は寿退職をあきらめ、賢人をうまく扱って、この難局を乗り越えようと考えていたのだ。
「私は賢人の猛獣誓いになる!!」
「どうして人間は空を飛べないの？」と、規子（伊東美咲）を質問攻めにして、大混乱を巻き起こす。
友達になった同級生・玲実（村中暖奈）の家で、同級生を誘い賢人は空を飛ぶ実験をスタートする。体を軽くするために、みんなでガスを吸おうとしたそのとき、玲実の母・美月（杉田かおる）が止める！
美月は、ちょくちょく学校にクレームをつけてくるお母さんだったのだ。美月は賢人を小学校から追放を要求することを要求する。
実は美浦（谷原章介）は文部小学校の校長の知人で、校長に会いに小学校に来ていた。
ちょうどその時、空を飛ぶ夢を諦めきれない賢人は、とうとう校舎の３階から飛んでしまったのだ。今度は規子も間に合わず校庭の茂みに落ちた。
美浦（谷原章介）と校長先生が賢人に駆けつける。病院に運ばれるが、茂みに落ちてかすり傷だけですむ…。
学校は大騒ぎになる。ところが岩井校長（田中要次）は賢人の生活に理解を示すのだ。翌日の朝礼で岩井校長は、自らも小学生のときに校舎から飛んで大ケガをした経験談を話した…。「危ないことをしてはいけません。でも、好奇心を持つことも大切です」校長先生の言葉に賢人はワクワクしていた…。
すっかり、いつものように好奇心旺盛な賢人。規子に「なぜ、人間は空を飛べないの？」と質問を繰り返すが、規子も負けていない。「なぜ、賢人君は空を飛びたいの？なぜ？なぜ??」規子は賢人に質問を返す。
すると、賢人は「空を飛んで、僕のために働いてくれているお母さんをそっと見に行きたい」のだと、空を飛びたい理由を話し始めた。
それの様子をじっと見ていた学年主任の加賀見（松下由樹）は、賢人くんに語りかける…。「それなら、賢人君はまったく逆のことをやっているのよ。たしかに好奇心を持つことは大切です。でも、その『やりたい!』という気持ちばかりで行動すると、お母さんはどうなると思いますか？賢人君のために学校へ何回来て、賢人君のために謝っていますか？賢人君のために、忙しいお母さんがますます忙しい思いをしていますね」
それを聞いた賢人は自分の行動が、お母さんを忙しくしていることに気づき、泣き出だした。さらに加賀美は優しく、それでいてしっかりと2組の児童に話しかける…。「みんなも、自分のことだけを考えて行動をするのではなく、まわりのことも考えられるようになりましょう。いいですね」
そう言うと、号泣する賢人君に、加賀見はそっとハンカチを手渡すのだった…。
翌朝、規子は学校への出勤途中で、美浦と賢人の親子が話しているところに出くわす。美浦は賢人に、とてもよく飛ぶ紙飛行機の設計図をプレゼントしていた。
そんな賢人に美浦は「やつらの言うことなんか聞くな！いろんなことに興味を持て！君は将来、立派な科学者になれるぞ!!」そう励ますのだった…。
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文部小学校1年2組の担任教師。美人だが、･･･
大学教授で元・鮎川規子の婚約者。35歳。･･･
鮎川規子（伊東美咲）のクラスの女生徒の母･･･
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