家族ゲーム第1話あらすじ完全版

家族ゲーム

[第1話]

04/17放送

吉本（櫻井翔）は一茂（板尾創路）・佳代子（鈴木保奈美）と対峙していた。
佳代子が次男で引きこもりの茂之（浦上晟周）のために呼んだ家庭教師だった。

そこに優等生の長男・慎一（神木隆之介）が塾から帰ってくる。
佳代子が大怪我をしたと連絡を受け、急いで帰ってきたのだという。
だが、それは家族面談をするための吉本の嘘だった。

家族が揃い、ようやく部屋から出てきた茂之は「成績を上げたいか」と聞く吉本にもふざけるばかり。
すると、吉本は茂之の頬を殴り、一茂たちは驚く。
吉本が改めて同じ質問をすると、茂之は恐れをなしたようにうなずいた。

吉本は慎一が塾で連絡を受けてから家に着くまでの時間で、佳代子のことなどさほど心配していないことに気付いていた。
一茂は会社の人事担当で、同期の社員にリストラを告げなければならず、苦悩していた。
佳代子は噂話好きの近所の主婦たちに辟易。慎一ばかりでなく、誰もが問題を抱えた家族だった。

家庭教師を引き受けることになった吉本の最初の仕事は、茂之を学校に行かせること。
一茂は１週間以内にそれができればボーナスを出すと言い、吉本は５日で十分だと答える。
その代わり、吉本のやり方にいっさい口出ししないというのが条件だった。

吉本は茂之の部屋に外からしか開けられない鍵を取り付ける。
そして、茂之のクラスメートたちに話を聞いて回った。
茂之はイジメを受けていたが、唯一の友達がSNSでも繋がっている園田（松島海斗）だった。

茂之と園田は前島亜美という同じアイドルのファンとして親しくなった。
だが、園田は茂之が持っているサイン入りの写真集を盗んでいた。
さらに、自分の身を守るため、茂之をイジメる側に加わっていたのだ。

吉本は茂之の部屋の前に立ち、クラスメートが彼のことをどう思っているか一人ずつ明かしていく。
誰もが茂之のことを嫌悪していたが、園田だけはまた学校に来てくれと言っていたと言う。

茂之を学校に行かせるリミットが翌日に迫る。
吉本の負けかと思われる中、茂之のSNSに園田からメッセージが届いた。
これまでのことを謝りたい、もう一度友達になってほしいという。

吉本はこんな世の中にも希望はあると言い、茂之の部屋の鍵を開けたままにした。

翌朝、吉本が一茂たちと朝食をとっていると、茂之が制服を着て部屋から出てきた。
茂之はついに学校へ行く決意をしたのだ。吉本は家庭教師として最初の約束をクリアした。

だが、教室に現れた茂之に園田は罵声を浴びせる。
園田は茂之が学校に来るかどうか吉本と勝負し、来ないほうに賭けていたのだ。
茂之宛のSNSのメッセージを打っていたのは、園田のアカウントを借りた吉本だった。

激怒する茂之に、吉本は救世主が現れるなどゲームの中だけで、現実は残酷だという。
それでも茂之が１週間学校に行き続けたら、自分は家庭教師を辞めると告げた。
その言葉を聞いた茂之も、絶対に行ってみせると宣言する。

吉本はそんな茂之に、自分は人を殺したことがあると告げた──。

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