メイド刑事
[第3話]
07/10放送

京都撮影所で映画「戦国女子高生」の撮影が行われるなか、映画に端役で出演するはずだったえり(渋谷めぐみ)の遺体が発見された。
警察は事故死と断定したが、えりが「戦国女子高生」の主演女優・青柳瞳(中山忍)の付き人も兼ねた女優であり、その衣装も瞳のものと似ていたことから、「次に殺されるのは瞳ではないか」と実しやかに囁かれていた。実際、「戦国女子高生」の撮影では事故が相次いでおり、「呪われた映画」という噂がネット上で広まっていた。

今回の葵(福田沙紀)の任務は、瞳の付き人として潜入し、瞳を守り、事件の真相を探ることだ。

やってきた青柳家で、葵は瞳の専属事務所専務の井田(小野寺丈)から「なぜ、瞳に付き人になったの?」と聞かれる。それほど、瞳はプライドが高くて嫌味な女だった。
「自分は天才女優」と高飛車な態度で人々に接する瞳だったが、実は陰で大変な努力をしていることに葵は気付く。さらに、瞳と夫の青柳(神保悟志)は仮面夫婦のように見えた。

井田の話では、「戦国女子高生」の企画を提案したのは夫の青柳だったという。出資者から10億円を集めて、妻・瞳のために主演映画を実現させたという。


えりの死が事故と断定されて明日から撮影再開決まった夜。
葵が青柳にお茶を持っていくと、青柳が突然土下座をして「瞳をよろしく頼む」と頭を下げた。
青柳の話では「戦国女子高生」の監督(団時朗)、えり、瞳の間でトラブルが起こっていたらしい。

翌日、瞳の付き人として葵は撮影所について行った。撮影現場での聞き込みで、エリと瞳が言い争いをしていた事実をつかむ。さらに、えりが「悪口ノート」を書いていたこともわかった。
そういえば、葵が瞳の部屋へ行ったとき、瞳がノートを隠したことがあった…。
さらに生前、えりは、ノートについて「幸運をくれるノート」だと漏らしていた。

実は、ノートは2冊あったのだ。1冊はエリの書いた「瞳の悪口ノート」。
もう一冊は、瞳の夫・青柳が詐欺を行っていた証拠の「裏帳簿」だった!
エリはノートを証拠に青柳に、金銭と主役の座を要求していたのだ。エリは青柳に殺されたのだ…。

「悪の汚れ、お掃除させていただきます!」葵の活躍によって事件は解決する。

青柳は投資家から集めた10億円を全て使い切ってしまっていた。
崩れ落ちる瞳に、葵は言葉をかける。「夢は生きるための希望」と…。
葵の言葉に心を動かされた瞳は、夢に向かってやり直すことを決意するのだった。

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キャスト
若槻葵 / 福田沙紀(ふくださき)
京都のセレブな大豪邸、海堂家で働くかわいいメイドさん。
しかし!!もうひとつの顔があるんです・・・
そう、彼女はメイド刑事!!
ご主人様の海堂俊昭から秘密指令を受け、潜入捜査で悪事を暴くのだ!!
実は、元レディース総長なのだとか・・・。
海堂俊昭 / 原田龍二(はらだりゅうじ)
海堂俊昭、この人こそ葵の「ご主人様」。
京都府警察本部長。
皆から信頼される心の熱い男である。
葵との間に秘密の過去があるようで・・・。
梶正治 / 的場浩司(まとばこうじ)
捜査一課の警部補。
口は悪いがお人よし、おっちょこちょいな一面アリ。
団地で家族仲良く暮らしている。
海堂警察本部長とは、上司と部下を越えたいい関係。
葵に捜査情報を教えてくれるとっても強い味方。
坪内さくら / 大島蓉子(おおしまようこ)
海堂家のコックさん。
とってもおいしいパンを毎朝焼いてくれる。
葵の母親的存在で、明るいおばちゃん。
朝倉執事 / 品川徹(しながわとおる)
年齢不詳で経験豊富で知識は計り知れない謎の執事だが、信頼の置ける人間である。
葵に、さまざまな過去の経験を持ち出し、アドバイスしてくれる。

百瀬玲子 / 中山恵(なかやまめぐみ)
梶と良いコンビを組む刑事。
梶の部下である。
ほのぼのとしたおとぼけ気味の人。
伊藤曜子 / かでなれおん(かでなれおん)
葵に忠誠を誓っていて、何かと助けてくれるレディース。
明るくて力強い葵の後輩。
『渋滞知らずの曜子』と呼ばれるのは、京都の道路事情を知り尽くしているからである。

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