帰ってこさせられた33分探偵
[第13話]
04/18放送

関西の事件から開放されて東京に戻ってきた六郎(堂本剛)とリカコ(水川あさみ)。しかし、彼らを事件は待ってくれない。
さっそく「鞍馬探偵事務所」に大田原警部(高橋克実)が駆け込んで来た。
今回の事件は、演歌歌手殺人事件だ。作曲家の財前繁(岩松了)の別荘へ遊びに来ていた歌手・神崎誠二(眞島秀和)が殺害されたのだ。

六郎が現場に駆けつけると、向かった六郎は、茂木刑事(戸次重幸)が逃亡中に職務質問をして捕まえた神崎の恋人・三崎里美(西尾まり)を連れてきた。
里美は「自分がやった」と神崎誠二の殺害を自供するが、六郎は「33分もたせてみせる!」と宣言する。

まず六郎が目をつけたのは財前の若妻・順子(出口結美子)だった。順子と神崎が不倫関係にあり、それに腹を立てた繁の犯行であると推理する。
しかし、事件発生当時、部屋の鍵は内側からかけられていて、スペアキーはなく、鍵は神崎しかもっていなかった。
これらの状況から、犯行が可能なのは神崎と同室の里美しかいないと思われたが、六郎は大胆な推理を展開する。なんと、嫉妬に狂った繁が共鳴振動を利用して、部屋の外から殺害をしたという仮説を立てた。
しかし、六郎の共鳴振動に対する認識の甘さが露呈する。さらに、順子は神崎の甥であることもわかり、の甥であることがわかり財前夫婦は揃って“白”となり、捜査はやり直しとなってしまう。

その後、凶器に使われた拳銃が別荘からkm離れた牧場の山羊小屋の前で見つかった。拳銃からは里美の指紋が検出された。さらに、神崎の体から微量ながら土や葉っぱが検出された。室内で殺されたはずの神崎の衣服に、なぜ、土や葉っぱがついているのか…。
これらの状況証拠から、六郎はさらに大胆な推理を展開する。神崎の付き人・間宮ミキ(植木夏十)が殺人犯であると言い出したのだ。

神崎とミキが恋人関係に会って、邪魔な里美を2人で殺す計画を立てていたが、途中で神崎が元サヤに戻ってしまったことに逆上して殺したと推理する。
犯行に使ったピストルにはトイレットペーパーを結びつけ、山羊がトイレットペーパーを食べることによってピストルが引っ張られて牧場に運ばれたというのだ。
ところがミキと里美は、かねてからの親友。ご両人の結婚を心から祝っていたことがわかり、推理はなかったことになってしまう。

八方ふさがりになった六郎は、情報屋(小島よしお)の元へと急ぐ。
「古くから別荘でお手伝いをしている吉村敏子(青木和代)の行動が怪しい」と情報屋から聞いた六郎は、新たな推理をはじめる。
さらに、財前が別荘を神崎に譲ろうとしていたという情報をキャッチする。

全ての謎が解けた六郎は、別荘地にある小さな協会へ一同を集める。
お手伝いさんの敏子は、長年、お手伝いとして財前のお側で尽くしていたので、別荘は自分が譲り受けられるものだと思っていたのだ。
しかし、神崎を殺したのは敏子ではなかった。

結局、犯人は里美だった。
なかなかプロポーズをしてくれない神崎に不満をつのらせた犯行だったという。
当初から里美は自供をしていたが…なにはともあれ事件は解決する。
《終》


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03/28 第10話

キャスト
鞍馬六郎 / 堂本剛(どうもとつよし)
「鞍馬六郎探偵事務所」を経営する探偵。誰・・・
武藤リカコ / 水川あさみ(みずかわあさみ)
「鞍馬六郎探偵事務所」に勤務する助手の女・・・
大田原刑事 / 高橋克実(たかはしかつみ)
ちょっと頼りない警部。事件が起こると、内・・・
アイ / 野波麻帆(のなみまほ)
六郎のことが大好きな鑑識官の助手。実験に・・・
茂木刑事 / 戸次重幸(とつぎしげゆき)
典型的な熱血刑事。その熱血具合は周りから・・・
情報屋 / 小島よしお(こじまよしお)

鑑識官 / 佐藤二朗(さとうじろう)
理科のでんじろう先生を崇拝する鑑識官。ど・・・
氏家警部 / 沢村一樹(さわむらいっき)


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