SP
[第11話]
01/25放送

井上(岡田准一)は大男(三代目魚武濱田成夫)に襲われ、怪我を負いながらも麻田首相(山本圭)のもとへ駆け付けようとする。その間に、山西(平田満)は麻田に向けて引き金を引くが、弾丸切れ。山西は山本(松尾諭)の銃を奪い、彼がその操作に手間取っている間に、井上は麻田を退避させる。一命を取り留めた尾形(堤真一)らがその後を追う一方、麻田の秘書の高島(近江谷太朗)は撃たれたSPから銃を奪っていた。そんな中、麻田を狙撃した謎の男(古山憲太郎)は混乱に乗じて難なく会場から逃げていく。

麻田を連れて音楽ホールに逃げ込んだ井上に、山西が近づく。山西は20年前、麻田の話題作りに利用されて事件を起こしたことを告白。井上と対峙した山西は、目の前にいるのがかつて自分の殺した夫婦の子供だったと気付いた。麻田の命など守る価値はないと言う山西だが、井上はあくまで職務を全うしようとする。

尾形たちは井上の援護のため、歩みを進めるが、山西はそれに気付いて銃を向ける。その隙に高島が山西に向かって発砲。弾丸は逸れて壁に当たり、高島は山西に撃たれる。すると、笹本(真木よう子)が山西の腕を撃ち、その手から銃が落ちた。山西はとっさにナイフを取り出すが、尾形に撃たれて倒れる。危機を逃れ、SPに護衛されながら去っていく麻田は、井上に「すまなかった」と謝罪の言葉を掛けた。

それから、1カ月後。田中(野間口徹)は上司の室伏(春田純一)らとともに、とあるマンションに踏み込む。そこには、銃で頭を撃ち抜かれた西島(飯田基祐)の遺体があった。室伏は「ただの自殺」で片付けられるのだろうと言う。西島は自分が逮捕されることを事前に知り、自ら命を絶ったかのようだったが、窓の外ではいつぞやの事件のテロリストたちが使っていた清掃業者のバンが走り去っていくところだった。神妙な面持ちの田中に、室伏は警察の上層部が関わっているであろう事件の真相など知りたくもないと告げる。

仕事を終えた井上たちが食事に行こうと部屋を出ると、中尾(江上真悟)が尾形を呼び止める。中尾は尾形に、警護課に配属されることになったという木内と、新任理事官の梶山(伊達暁)を紹介。木内は麻田を撃った謎の男だった。梶山から「西島先輩は残念でした」と囁かれた尾形は「大義のためには仕方がない」と言う。井上はそんな尾形にただならぬ気配を感じ取った。そして、二人は鋭い眼差しでにらみ合い…。

【4月5日(土)放送の2時間スペシャルにつづく】
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11/03 第1話

キャスト
井上薫 (いのうえかおる) / 岡田准一(おかだじゅんいち)
尾形総一郎(おがたそういちろう) / 堤真一(つつみしんいち)
笹本絵里(ささもとえり) / 真木よう子(まきようこ)

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