牛に願いを Love&Farm
[第6話]
グリーンの母牛の容態が急変したと聞き駆けつけた高志（玉山鉄二）ら。加藤（中村獅童）の指示で処置を行うが、彩華（相武紗季）は眠気から眠ってしまった。目を覚ますと、事態は納まっていた。08/07放送
自分の情けなさに彩華は寺西（小日向文世）へ補習を申し出る。それを知った統平（小出恵介）と和美（戸田恵梨香）も補習を受けることに。が、またも途中で居眠りをする彩華。そんな中、弘志（大杉漣）が母牛の淘汰を決定し、動揺する学生たち。
吉田（相島一之）から牛を草刈り用に貸し出す「レンタカウ制度」を教えられた高志は、パンフレットを弘志に渡し検討するように頼み込んだ。
一方、あしざきファームでは、なかなかうまく作業のできない彩華のことを手伝う富貴子（市毛良枝）の体調を、克也（田中圭）は心配し彩華を怒鳴ってしまう。すっかり落ち込みグリーンの元へやってきた彩華。そんな彩華を励ましていた高志だが、弘志が淘汰の業者と話している姿を見かける。
怒って詰め寄る高志に「酪農家失格だ」と言い切る弘志であった。その夜、学生を集めた寺西は、自分が弘志に牛の処置をいつも通りに進めて欲しいと願い出たことを告げた。学生たちには酪農家が直面している現実を受け止めて欲しいという意図があったようだ。
翌日、どうしても納得のいかない彩華は弘志の元を訪ねる。彩華は大量の大麦ワラを天日に干す仕事をすべてやるから淘汰を考え直して欲しいとお願いをする。そんなこと聞き入れられないという弘志だが、そんな返事も気にせず彩華は１人で作業を始める。
それを知った学生たちが手伝いにやってくる。さらにはサチ（朝加真由美）からも考え直すように説得され困る弘志。その後も作業を続ける６人だが結局は淘汰が決定してしまった。
翌日。高清水牧場には母牛を引き取るトラックが…。涙を流す学生たちであった。その夜、食事に出された肉料理に思わず席を立つ彩華と美帆子（香里奈）。そんな２人を高志が止めた。高志と和美の説得で再び２人が席に着くと、６人は１口１口をかみしめるように食事をするのであった。
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第1話
酪農家の息子として育ち、関東農業大学に進学。だが、都会で交際相手にも不自由しない生活をしていくうち、家業は継がないと決意。やがて、バイトしていた代官山のカフェで雇われ店長を任される。研修で故郷に帰り、両親のもとには帰らないと宣言。だが、故郷の人々や大学の仲間たちとの交流を経て、その思いを次第に変えていく。
農水省勤務の父や農学博士の兄を持つエリート。自らも勉強熱心で、研修のリーダー役を務めている。牛や酪農に関する知識はあるものの、いざ実習が始まると、頭で考えていたようには事は進まず、四苦八苦してばかり。それでも、持ち前の情熱で一同を引っ張っていく。
短大から４年制大学に編入。卒業までに恋人を見つけたいばかりに、猶予期間を２年間延ばそうとしただけの軽い気持ちで、酪農には全く興味はなかった。だが、北海道での研修を経て、真剣に酪農に取り組もうと決意。東京にキープしている恋人はいるが、関係性は微妙で、次第に高清水に思いを寄せていく。
ミス農大にも選ばれたことがあるほどの美女。ペットフードの会社を営む親に言われるがままに農大に進学したが、勉強にも何ごとにも無関心。お嬢様育ちのわがままな性格で、当初は仲間たちや研修先の住民たちに疎ましがられる。過保護な親に対して反感を抱いているが、研修期間を経て、親との関係や自分の将来を考え始めるように。
学業優秀。動物好き。教授陣からも厚い信頼を受けている。動物園で飼育係として働こうと思っていたが、自ら牧場を経営しようと思い立つ。その夢に近付くため、研修にも真面目に取り組むが、情熱ばかりが空回りして失敗ばかり。やがて、統平に対して、思いを寄せていくようになる。
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011
