DREAM8、マッハ瞬殺! 青木無念の号泣

日本ガイシホールで5日、「DREAM8」ウエルター級GPが行われた。

この日行われた試合は桜井“マッハ”速人(33)対青木真也(25)の一戦。
現在のウエルター級を引っ張る両選手で、この試合は今大会の事実上の決勝戦と言われていた。

いかなる接戦が繰り広げられるのか注目していたが、
試合開始早々、流れは思わぬ方向へと動く。

開始早々、青木に向ってパンチで突進したマッハだが、
あっさりかわされテークダウンを取られる。

しかしそこはあっさりスイープして青木の上になり、マウント状態となると、
そこから青木の頭部を押さえつけて右ヒザ4連打。

この時点で脳が完全に揺れた青木は白目状態。
それでもマッハはレフェリーが入ってこないのを確認すると、
とどめとばかりに右パンチを4連打。

青木の抵抗が全くなくなったところでレフェリーが入りマッハの完全KO勝利となった。

試合開始からわずか27秒という瞬殺に会場はざわつきが収まらない。

インタビュアーが勝因について質問するとマッハは、
「怒りです」と断言した。

この怒りとは試合前の青木に発言に対するものだ。
青木はマッハの格闘スタイルを「一昔前」と切り捨てられ、世代交代を公言。
これがマッハの闘志に火をつけた結果となった。

青木は今回の敗北を受け、リング上で号泣した。

これで日本人はマッハただ１人となった準決勝。
たった一人の侍が頂点に登りつめることができるのか。

準決勝は7月20日さいたまスーパーアリーナで行われる。

(2009年4月7日)

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