ドラフト会議､来年はゴールデン進出!? 強まる"ショー要素"に関係者も手応え

"ハンカチ王子"こと斎藤佑樹(早大)を筆頭に､例年に比べ注目選手が多かった今年のドラフト会議｡

午後5時から放送された『プロ野球ドラフト会議2010』(TBS系)は視聴率14.4%と同時間帯で唯一の2ケタ視聴率をマークし注目度の高さを示した｡
また､同局で午後7時から放送された『ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう･･･母と子壮絶ドキュメント運命の瞬間生中継』も11.8%とドラフトの支援を受けた形だ｡

ドラフト会議は昨年から東芝の特別協賛を受け､抽選で選ばれたファン1000人を招待する"公開ドラフト"形式を開始｡
これが好評を博し､今年の注目度の高さと相まって､初年度･推定2000万円だった協賛金が今季は増額したという｡
さらに今年から､指名選手選択に各チームの球団旗をモチーフにデザインされた同社特注のパソコンが導入され､会議の効率化が計られた｡

これまで以上に"魅せる"要素が増えたドラフト｡
プロ野球機構関係者は手応えを感じているようで､
｢テレビ局との交渉しだいとはいえ､来年はゴールデンタイムに実施してもいい｣(サンケイスポーツより)
と午後7時以降の生中継を示唆した｡

来年も巨人･原監督のおいにあたる菅野智之投手(東海大)や､大学ナンバーワン左腕の藤岡貴裕投手(東洋大)など競合が予想される逸材が豊富にいる｡
ドラフトの醍醐味､重複指名による抽選が5回も行われた今年のドラフト｡
それを超える盛り上がりが､ゴールデンで見られるかもしれない｡

(2010年10月29日)

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