斎藤佑樹､涙の初優勝で有終の美!! ｢早稲田に来て本当によかった｣!!

第41回明治神宮野球大会決勝が18日､神宮球場で行われ､早大が東海大に2-1で逆転勝利｡
5度目の決勝進出で悲願の初優勝を果たした｡

平日の午後にも関わらず､1万6000人が詰め掛けた神宮球場｡
観衆の目は最終回に登場した斎藤佑樹投手(早大)に注がれた｡

早大の先発は広島から1位指名を受けた福井優也投手｡
6回1失点と好投し､2番手､西武から1位指名を受けた大石達也投手にバトンをつないだ｡
そして自身も､
｢正直ビックリした｣(サンケイスポーツより)
という1点リードの9回には斎藤がマウンドへ｡
見事三人で切って取り､大学最後の登板を有終の美で飾った｡

｢最後にこういう形で終われて幸せ者だと思います｡今､言えることは大学を選んでというか､早稲田に来て本当によかったと感じています｣(スポニチアネックスより)
主将として応援席に深々と頭を下げた斎藤の目には､大粒の涙が浮かんでいた｡

注目を浴び続けた4年間｡
3年時には100代目主将という肩書きや周囲の重圧からフォームを崩し､勝てなくなった｡
本人も､
｢山あり谷あり｡谷の方が多かった｣(デイリースポーツより)
と振り返るが､
｢4年間で出た答えは一生懸命頑張ること｡そうすれば神様が最後にご褒美をくれると思います｣(スポニチアネックスより)
とひたむきに練習に打ち込み､最高の結果を出してみせた｡

今後について､
｢休みたいけど､プロ野球という次のステージに向けて体作りをしないといけない｣(サンケイスポーツより)
と語った斎藤｡
甲子園､神宮とアマ球界で数々の伝説を残した男は今､新たなスタートラインに立った｡

(2010年11月19日)

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