トリプルアクセル封印!! 浅田真央の弱気判断にフジテレビは歓喜!?

来年3月の世界選手権の代表最終選考会を兼ねて24日に開幕するフィギュアスケートの全日本選手権｡
今季､深刻な不振で世界選手権代表の座に黄色信号が灯っている浅田真央は今大会にすべてを懸ける｡

そんな注目の今大会を祈るような気持ちで見守るのがフジテレビだ｡
同局は国際スケート連盟と4年間の放送権契約を結んでおり､来年3月の世界選手権も放送｡
このまま浅田が世界選手権の出場権を逃すことになれば､局にとって大きな痛手となることは明らかだ｡

同局の関係者が､
｢フィギュアこそがドル箱｣(夕刊フジより)
と断言しているように､フィギュアはテレビ中継されるスポーツの中でもトップクラスの視聴率を誇る｡
先日行われたグランプリファイナル(男女フリ－)の平均視聴率は22.9%､瞬間最高は35.5%にも達した｡

同大会を中継したテレビ朝日の関係者は､
｢村上佳菜子(中京大中京高)の活躍で視聴率は高かった｣(同)
と今季からシニアに転向して大活躍を見せている16歳の新星を絶賛｡
しかし､その一方で､
｢お茶の間での好感度がトップクラスの浅田は数字を左右する｡不在となれば(視聴率に)影響がないわけがない｣(同)
と浅田が数字面でいかに大きな影響力を持つかを語った｡

代表権獲得には最低でも今大会で表彰台に上ることが必要となる浅田｡
23日に行われた公式練習ではフジテレビの祈りを知ってか知らずか､今シーズン失敗が続いているトリプルアクセルを封印する考えを示唆した｡

この日､約30分間の練習でジャンプによる転倒はなし｡
ときおり笑顔をみせるなど終始リラックスした様子の浅田からは､復活への自信すら感じられた｡
しかし練習後､報道陣の前に現れた浅田は､
｢信夫先生(佐藤コーチ)とはSPは3回転半を2回転半にするという話になっている｡でも､できればやりたい｡明日の状態を見て決めたい｣(ニッカンスポーツより)
と弱気なコメント｡
2連覇がかかる世界選手権出場のために､リスクの高いトリプルアクセルを封印し"安全策"を選択する可能性もありそうだ｡

この決断にフジテレビは喜んでいるだろうが､ファンや視聴者はガッカリといったところだろう｡
果たして､自らの武器を捨ててまで挑む今大会で､浅田は復活することはできるだろうか｡

(2010年12月24日)

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