阪神･小林宏が移籍後初登板!! 藤川球児はマートンと真っ向勝負!!

ロッテからFAで阪神に移籍した小林宏投手が21日､紅白戦に2番手として登板｡
1回を1安打無失点に抑え､新天地での実戦デビューを飾った｡

守護神･藤川球児投手の前を投げる､セットアッパーとして期待されている小林｡
この日は､最速143キロの直球を軸に､フォークやスライダーも披露し､打者4人をわずか12球で片付けた｡

当初はメジャー移籍を希望していたこともあり､阪神へのFA移籍が決まったのは1月下旬｡
そのため調整遅れが心配されていたが､真弓監督は､
｢満足いかないボールでも抑える技術がある｣(スポニチアネックスより)
と信頼している様子｡
小林本人も､
｢低めの制球を意識してバランス良く投げられた｣(同)
と不安はないようだ｡

この日の紅白戦には､小林と"勝利の方程式"を組むことになる藤川も登板｡
簡単に2死を取った後､大和に中前打を許したが､圧巻は次打者･マートンとの対戦だ｡

昨季､214安打のプロ野球記録をマークした助っ人相手に､藤川は直球で真っ向勝負｡
最後は帽子を飛ばしながら力のある直球を投げ込み､見逃し三振を奪ってみせた｡

一昨日と昨日のブルペン投球と合わせて3連投ということもあり､
｢肩､肘はしんどかった｣(サンケイスポーツより)
というが､最速144キロを計測した直球には手応えを感じているようだ｡

昨季は投手陣に故障者が続出し､苦戦を強いられた阪神｡
しかし､小林加入で層が厚くなった今季のリリーフ陣は､他球団にとって脅威となりそうだ｡

(2011年2月22日)

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